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農林漁村を活発にすることにより、自然と文化の保護に寄与する。

日本には古くから息づく豊かな自然と文化が溢れています。日本のもつ“自然や文化”には、自然と寄り添って暮らしてきた長い経験によって培われた様々な知恵が散りばめられています。

それは自然をどう扱うかという文化でもあり、また、その文化によって形成された合理的な自然形態でもあります。そのような自然と文化は、これまでの日本の歴史のなかで多様な役割を果たしてきました。

しかし、様々な意味で豊かな自然環境がある一方、現代の社会では目先の利益や物質にとらわれてしまうことにより、広範囲にわたって美しい自然と文化が失われつつあるのも現状といえるのではないでしょうか。

このままでは自然のみならず、その自然と共存するために試行錯誤の末ようやく手にした知恵まで衰退しかねません。

そこで、村おこしNPO法人ECOFFは、主として農林漁村と都市をつなげる農林漁家でのボランティアの紹介事業を行い、農林漁村に有る“自然や文化”と不足している“人や産業”、都市に有る“人や産業”と不足している“自然や文化”を、人々が交流することによって埋め合わせ、農林漁村を活発にすることにより、自然と文化の保護に寄与することを目的として設立します。

− 村おこしNPO法人ECOFF設立趣旨書より抜粋

組織概要

使命

地域活性化を、誰でも参加できるものにする。

 

名称

村おこしNPO法人ECOFF(むらおこし えぬぴーおーほうじん えこふ)
EN: Japanese Village Development Project ECOFF
中文: 農村復興NPO ECOFF

 

事業所

本部:東京都 文京区 本駒込 二丁目4番12号

 

沿革

  • 2011年1月23日 任意団体「村おこしNPO ECOFF」設立
  • 2011年3月 トカラ列島(鹿児島県十島村)中之島にて初のボランティアツアーを実施
  • 2011年7月7日 特定非営利活動法人「村おこしNPO法人ECOFF」設立
  • 2012年2月 Eコマースサイト「えこふ市場」オープン
  • 2013年3月 ボランティアツアー参加者が200名を突破
  • 2013年10月 台湾営業所「農村復興NPO ECOFF」を設置
  • 2014年3月 初めての海外ボランティアをベトナムで実施
  • 2014年4月 トカラ列島(鹿児島県十島村)横当島調査にて新たな噴煙を発見
  • 2014年11月 全国の島々が集まる祭典 アイランダーに初出展
  • 2014年12月 台湾でのボランティアを初めて実施
  • 2014年2月 ボランティア活動参加者が500名を突破
  • 2016年9月 台湾営業所を台湾の離島「澎湖」に移設
  • 2017年3月 ボランティア活動参加者が1,000名を突破

 

目的および事業内容

主として農林漁村と都市をつなげる農林漁家でのボランティアの紹介事業を行い、農林漁村に有る“自然や文化”と不足している“人や産業”、都市に有る“人や産業”と不足している“自然や文化”を、人々が交流することによって埋め合わせ、農林漁村を活発にすることにより、自然と文化の保護に寄与する。 

  • 農林漁業ボランティア紹介事業
  • 農林漁家民泊紹介事業
  • 農林漁村でのツアー企画及び支援事業
  • 地域資源調査事業
  • 自然体験教室事業
  • ボランティア受け入れ農林漁村の商品紹介による地域活性化支援事業
  • 上記事項に関する情報提供事業
  • その他目的を達成するために必要な事業

代表理事プロフィール

宮坂大智(みやさか だいち)

1986年東京生まれ。国際的な考えをもつ家庭の三男として育ち、幼少期に祖父に連れて行ってもらった田舎での散歩がきっかけで田舎や地球環境問題に関心を持ち始める。

高校を卒業後、東京農業大学の国際農業開発学科に入学し、同時に探検部に入部。主にサバイバルスタイルでの国内の沢登りや雪山登山を得意とし、国内における未知の場所を探し求めて鹿児島県のトカラ列島と出会う。トカラ列島との出会いがきっかけで離島に興味を持ち始め、通算で国内外約50の離島を訪れる。

大学卒業後にワーキングホリーでオーストラリアに一年間滞在し、新規語学学校の立ち上げサポートやヘッドスーパーバイザーを担当。その間に一ヶ月かけてオーストラリアの砂漠を自転車で旅する。

その後、タスマニアに行き農場での仕事をしながらテント生活を送るなか、ブルーニー島で電気をほとんど使わない生活をしている農家と出会い、電気がなくても暮らせることに気付く。

オーストラリアからの帰国後は、飲食店、営業、海外旅行添乗員など様々な仕事を経験。西日本を旅している途中で四万十川と出会いNPO法人の設立を決意。これまでの仕事の経験をすべて活かして村おこしNPO法人ECOFFを運営している。

2013年に台湾に移住。台湾に移住後もこれまで通り国内外のボランティア実施地域やボランティアの受け入れを希望する地域を行き来する生活を続けている。

2015年から2016年まではカナダに滞在し、ボランティア・環境・オーガニック先進国の生活を研究。2016年7月より再び台湾に戻り、現在は台湾の離島「澎湖」で暮らしながら澎湖の自然・文化を探求している。

【所属】
東京農業大学 国際農業開発学科OB
東京農業大学 農友会 探検部OB
国際島嶼学会会員(ISISA)
日本離島学会会員

【主な受賞】
2011年 フォトグラファーズ・サミット主催「旅するGR」特別賞受賞
2009年 東京農業大学優秀卒業論文受賞
2008年 日本写真家協会22歳以下優秀賞作品賞受賞

【主な講演や出演】
2018年10月 台湾澎湖科技大學での講演
2017年5月 台湾雲林県での講演
2015年2月 島々の若者たちの集い(琉球大学主催イベントで講演)
2013年9月 ソラトニワ銀座「ワンダフルガーデン」(タレント 川瀬良子さんと共演)
2013年1月 フジテレビ お台場政経塾

ECOFFの考える地域活性化

たくさんの仲間との共同生活!

「村おこし」という言葉を付けたのには理由があります。

私たちは、ECOFFに「村おこしNPO法人」という名称を付けました。

その理由は、この団体がどのような団体であるか、誰でも一目で分かるようにするため。そして、ECOFFそのものが常に「村おこし(=地域活性化)」という目的を意識しながら活動を行うためです。

ECOFFは、日本の素晴らしい農林漁村を活気づけたい! という思いを持った仲間が集まり、設立されました。

だから、「村おこし」という言葉を付けることは、とても重要なことで、そして、それはそのまま団体の責任と存在意義に繋がると考えています。

海にポツンと浮かぶ島で南の島の雰囲気を満喫!

ECOFFの考える「村おこし」

ひとくちに「村おこし」と言っても、様々な方法があります。

外の人を呼び込むために観光地化するのも村おこしですし、地産地消をするのも村おこしです。極端な例を挙げれば、原子力廃棄物の最終処分場を誘致するのも村おこしです。

では、ECOFFは村おこしをどう捉えているのか説明しなければなりません。現在、村おこしをECOFFでは以下のように考えています。

農林漁家をはじめとした地方住民が安定した収入を得られるようになり、 そこへのI/Uターン移住者が増加し、かつ村と都市との交流が活発になる状態。

これを実現するための第一歩が、「都市の人が村に行きやすくする環境を整えること」で、これがECOFFの行う「ボランティアツアー」です。

自然や農業のことを理解するためには、実際に自分がそこへ行って体験するしかない、と考えています。逆に言えば、自然や農業に関心のない人でも、自分自身で体験すれば、自然と興味を持ち始めるのではないでしょうか。

しかしながら、何もツテがない状態で都会の人が農林漁業を体験しようとしても、なかなかできないというのが現状です。

そのため、ECOFFはこれまでに培ったネットワークを一般の方々ともシェアすることで 、都会の人がもっと身近に農林漁村を感じられるよう、ツアーを行うことにしました。

そして、更に、ボランティアと一緒に作った作物や商品を販売します。それによって、農林漁家の人手不足の解消や所得の増加が実現できます。

農林漁家は、都市の人と交流することで、様々なアイデアを得ることができ、同様にボランティアをする参加者も、農林漁家との交流で多くのことを学べます。

双方が満足できることを行い、よりよい世界へ繋げていく。ECOFFでは、そんな村おこしを目指しています。

農業ボランティア

ECOFFの取り組み

上述したような村おこし活動を進めていくにあたって、 ECOFFでは次のような取り組みをしています。

  • 定期的に農林漁村を訪れ、現地の人々と積極的に交流しています。
  • ECOFFのボランティアを受け入れてくださる農家での援農をしています。
  • 常に持続可能な村おこしの方法や仕組みを考案し、実践しています。
  • 学生スタッフを起用し、現場経験を得る機会を与えています。
  • 資源を節約し、無駄なチラシ配りなどはしていません。
  • 自主独立しながらも、多くの方々との繋がりを大切にした運営を目指しています。
  • 村おこしNPO法人ECOFFでは、参加者の皆さん、現場の皆さん、学生の皆さん、その他大勢の方々と共に地域活性化について考え、取り組んで参ります。