宝島は、鹿児島県の屋久島と奄美大島の間に連なる「トカラ列島」の南端にあるハート型のちいさな島です。島のまわりはサンゴ礁にかこまれ、まさに南の島といった雰囲気です。
人口は100人ほどしかいない本当にささやかな島ですが、そこには昔ながらの絆が息づく一方、古くからの島民と新たにくわわった移住者たちの努力によって、より魅力あふれる島へと生まれ変わろうとしています。
あたたかい人々、そしてコンパクトだけれど豊かな自然。そんなありふれた田舎の良さこそが宝島のかけがえのない宝です。
2018年1月6日、東シナ海で石油タンカーと貨物船が衝突するという大事故が発生しました。この事故により、石油タンカーは炎上・爆発し、奄美大島の西およそ315㎞沖まで漂流し1月14日に沈没しました。
1月27日になると、宝島で油の漂着が発見されました。現在は島の沿岸ほぼ全域に漂着油が確認されており「日本最後の秘境」「トカラブルーの海」などと絶賛される宝島の海が汚されるという悲しい状況になっています。
現在は、島の沿岸ほぼ全域に漂着油が確認されており、回収業者及び島民(業者雇用)で回収作業を行っています。
継続的に人の手で油を取り除く必要がありますが、漂着した油の量が多いため、現状の人数では思うようにはかどらない状況です。
島民も日々の仕事の合間を縫っての作業のため、毎日回収に当たれるわけではありません。宝島は小さな島なので、民宿も限られており、業者の数も増やせません。
海岸での漂着油の回収作業
※今回漂着したのは重油です。水あめ状になっていて匂いは殆どありません。
※使い捨て防護服・長靴・手袋を支給いたします。中に着る作業着は各自ご用意ください。重油汚れは落ちませんので捨ててもよいものをお持ちください。
鹿児島県にある日本最後の秘境、トカラ列島。 特徴は「あまり知られていない」こと。それゆえの魅力にあふれたところです。
宝島は7つの有人島の最南端。人よりも自然や動物の息遣いを強く、深く、感じる島。 おおらかな自然の腕に抱かれて、約140人の人々がゆったりと暮らしを営んでいます。
今回の事故で宝島の生活は一変しました。島の北側に多くの重油が漂着したことにより日々の営みが変わり始めています。
全島民で140人弱、実際に作業できる人数は限られています。毎日回収業者も含め約30人強で油回収作業を行なっていますが先が全く見えてきません。
今回お手伝いして頂いた方には油回収の思い出だけでなく、宝島の魅力を存分に感じて宝島を大好きになって頂けたらと思っています。是非宝島にいらしてください!!
2018年3月 宝島在住 竹内功(46歳)
期間と作業時間など
定員:常時6名(4月からは14名)
期間:現在から5月末(予定)までの間で自由
作業時間:8:00~17:00(実働6時間・3日おきに休みを設けます)
参加費:無料(宝島までの交通費は除く)
交通と宿泊
集合場所:現地(宝島港)集合
アクセス方法:こちらをご覧ください(フェリーとしま運行情報はこちら)
不定期便について:奄美からお越しの方はフェリー以外に小型船(不定期)に無料で乗船できます。こちらの船はスケジュールに余裕を持ってご利用下さい。
宿泊:無料の相部屋となります。食事は自炊で食材等はこちらでご用意いたします。
服装について
支給品:使い捨て防護服・長靴・手袋
持参品:防護服の中に着る作業着(重油汚れは落ちませんので捨ててもよいものをお持ちください)