今月は、高知県四万十市にお住まいの秋山梢さんにお話をうかがっています。

 

今月お話をうかがっているのは、四万十市在住の秋山梢さん。
「田舎で働き隊!」の隊員として働くかたわら、ECOFFの活動にも積極的に参加しています。

前回は、秋山さんのプロフィールをザックリとご紹介いたしました。
まだお読みでない方は、コチラからお読みください

今週と来週は、インタビュアーの宮坂と、
主役である秋山さんの対談をお楽しみください。

 

暮らす場所は、学校の教室です。

いつも笑顔の秋山さん

宮坂
さっそくだけど、まずは今住んでいるところについてきいてみようかな。場所と、家賃とか。

秋山
いま私が住んでいるのは、
「四万十楽舎」っていうところで、
宿泊施設になってるところですね。
実際、家賃はかかりません。えっと、食費は…

宮坂
あ、それって居候ってこと?

秋山
はい、居候で。 
手伝いをしつつ、住まわせてもらってるってカタチですね。

宮坂
住んでいるところはどんな感じ?

秋山
学校を改装したところなんで、教室です!

宮坂
いいねえ(笑)

秋山
外に小屋があるんですけど、寒いんで逃げてきました。 
もともとは四万十川沿いにある小屋を1軒与えられたんですけど、無理でした(苦笑)。

宮坂
教室に住んでるから家賃はかからないんだ。

秋山
そうですね。
他にもフラフラとさまよってくる人がいるので、
そういう人がボーっとする場所もありますよ。

宮坂
なるほど。
あ、そういえば食事はどうしてるの?

秋山
食事は、なんだかんだでイベントがあったりして、その余り物をいただいたり。
あとは、手伝いに行ったときに食べさせてもらったり。

宮坂
自炊とかは?

秋山
一応自炊…なんですけど。
結局みんなが持ってきてくれて。

むしろ食べきれないほどもらいます。
祭りの時なんかは、みんなが余り物をもってきてくれて。
「こずえ、コレ食べたことないだろ〜」って言って(笑)。

宮坂
そうなんだ。
じゃあ、週に何回くらい自炊するの?

秋山
いや〜。
朝ごはんは適当に食べるとして。
ちゃんと作るのは1回くらい(笑)。
飲み会も週に何回もあるし。

宮坂
けっこう面白そうだね。
じゃあ、自炊する場合はさ食材はどうしてるの?

秋山
それもおじさんが持ってきてくれて(笑)。
米のお手伝いをしたら、米をドドッと10何キロも持ってきてくれるし、
畑のお手伝いをしたら、もう、カゴごと持ってきてくれるし。
カニとかも…。

宮坂
お菓子とか、自分が食べたい物はどうしてるの?

秋山
いや、でも実際食べなくても大丈夫なところはある。
普段の生活だと食べたくなるけど、もう、それを忘れる。
なんでだろ?
食べなくても大丈夫。

宮坂
四万十川みたいな環境にいると、興味がなくなるのかな。

秋山
ないと思えば、大丈夫。
買いに行くのに、車で15分とか運転しなきゃいけないんだったら、
食べたいとも思わない。

宮坂
ばるほどねえ。

秋山
お客さんがケーキとか持ってきてくれることもある。
やっぱり、都会の人がいきなり田舎に来るとみんな心配するんで、
色んな世話をしてくれるのは、すごく感じますね。本当に…。
食べきれないほど…。

宮坂
食べ物には困ってないんだね。
じゃあ、そこから移動することもない?

秋山
そうですね。
やっぱり、「食べに来いや」と言われて行けば、向こうも喜んでくれるし。

宮坂
特に自動車とかなくても問題なく暮らしているんだね。

秋山
まあ、四万十楽舎の場合はですけどね(笑)。
実際、何ヶ月かは四万十楽舎だけで生活できますね。

自分から田舎の面白さを伝えていきたい。

廃校を活用した四万十楽舎

宮坂
退屈とかしないの?

秋山
退屈はしないです。
四万十楽舎は人が集まるところだから。
ひとりになりたくてたまらない時とかあります。逆に。

宮坂
寂しいこともないんだ。
田舎に行くと周りに家族も友達もいないし、
寂しい思いをする人もいるのかなって思ったけど。
それはない?

秋山
四万十楽舎にいる場合はないですね。
でもやっぱり夜は街灯がなお一軒家で一人暮らしとか考えると怖いですけど、
こういう場所とコネクションがあれば、そういうところで受け入れてくれるし。
そういうところがあれば寂しくないかと。

宮坂
そうか。
じゃあ、まあ今は東京から離れて暮らしてるけど、
実家の人とか、友達とかとどういうふうにコミュニケーションとってる?

秋山
うーん。
やっぱりとりにくいから、自分から発信していこうと、なるべく思っていて。
それで四万十川に来てからブログを始めたし。
読んでくれる人も地元の友だちとか読んでくれてるし。

フェイスブックとかちょくちょく更新していて。 
それで「おもしろいな、田舎。」って思ってくれたらいいなって思ったりして。
直接連絡とるのはなかなかないですね。
自分から面白いことを伝えていきたいなとは思っています。

宮坂
なるほど、概要はだいたい分かったね。
そうだ、1日の生活のリズムはどんな感じ?

秋山
四万十楽舎の場合は、8時半までに食事や仕事の準備を済ませて、
四万十楽舎自体は8時半から動き出すので、それに合わせて、手伝いをしたり、
近所の手伝いをしたり。
それ以外にも林業の手伝いをするときは別なんですけど。

で、お昼ごはんはお手伝いをした場所でもらって。
5時くらいまでに戻って、夜は他の作業か、イベントがあれば。

飲み会の場所になっているので、なんだかんだ人がいて。
その日あったことを振り返りたいのに
振り返れないのが大変なとこといえば大変なとこ。

宮坂
具体的な仕事は、なにをしているの?

秋山
基本的には四万十楽舎のイベント…

宮坂
いや、そのイベントが知りたいんだけど(笑)。

秋山
イベントは、今、冬の時期は小学校に行って、
小学生の自然体験、木登りとかをしたり、
木工体験をしたり。

そういうことが多いですね。
陶芸とか。体験。
それの補佐ですね。
そういう場所で技術をおぼえたりするんですけど。

あとは炭焼き作業とか。
夏につかうぶんを作ったりとか。

近所の人の林業とか畑とか。
菜の花を植えるためにトラクターを使わせてもらったり。
畑をおこしたり。

宮坂
そういえばお給料ってどうなってるの?

秋山
お給料は、今「田舎で働き隊!」の事業で、月7万円です。
でもほとんどなにもかかっていないので、ほぼ丸々。
帰ったりすると交通費があっかるけど。

宮坂
そうだよね。
じゃあ帰省するための交通費に使うくらいかな。

秋山
でも、林業の作業で使う足袋を買ったり。
自分の道具を買ったりとかっていうのに使っています。

 

田舎が「根本」だと思う。

秋山さんが逃げ出した四万十川沿いの小屋宮坂
あ、趣味は?

秋山
趣味ですか?
趣味か。

いま四万十川に来て。
いろんなものを見て、いろんなものが作りたいですね。

いまやりかけているのが、クライミングのホールド。
これをコツコツ木で作っていて。
それがなかなか…

宮坂
マニアックだなあ…!(笑)
つまり、趣味は「モノづくり」ね。

秋山
あと、「めたて」とか。

宮坂
ノコギリの「めたて」。

秋山
すごいやりたい。
習わないといけないんですけど。
チェーンソーの「めたて」とか。
やっぱり田舎に来ると「できないこと」が多いことに気づいて。

宮坂
なんでそう思った?

秋山
やっぱりやることが都会と違うから…。
うーん、なんだろ。

宮坂
まあ、田舎に行って、林業とか畑の手伝いをすると
今まで都会で使っていた道具とは違うものを使うから、
それを直すとか、使いこなすとか。そういう話だよね。 
都会に来たら、「PASMO」を使いこなさなければいけないような(笑)

秋山
やっぱり世界が違う。
でも田舎が「根本」だなとは思いますね。

(次週につづきます)

みなさま、いかがだったでしょうか?
私自身も知らなかった話が飛び出し、楽しくお話をうかがいました。

いつもECOFFに関する事務的な会話しかないですからね…。

本文中で紹介されていた「四万十楽舎」について知りたい方は、以下からどうぞ。
http://www.gakusya.info

秋山さんのブログはコチラです!
http://koz0810.blog.fc2.com