2月の田舎モン!(四万十川在住・西本五十六さん)

今月は、高知県四万十町にお住まいの西本五十六さんにお話をうかがっています。

 

今月お話をうかがっているのは、四万十町在住の西本五十六さん。
48歳で脱サラし「人生二毛作」と称し第2の人生を田舎で歩みつづけています。

前回から西本さんと、同じく四万十に滞在中のECOFFスタッフ秋山さんとの対談をご紹介しています。
まだお読みでない方は、コチラからお読みください

今週は先週にひきつづき、お二人の対話をお楽しみください。

先が読める人生はおもしろくないから。

秋山今月の田舎モンは、四万十に移住した西本五十六さん
ろくさんが、楽舎にたどり着くまでの人生を
お伺いしたいんですが。

ろくさん
人生二毛作で、48歳までコンピュータ関係の
サラリーマン、営業一筋で働いてたんだよ。
でも都市生活をしていて、ふと、
日本人としてやっぱり青い畳の上で
死にたいなあと思い始めてね、やーめたってなったの。

秋山
へえー、48歳で辞めるって、想像がつかないけど、勇気がいるものですか?

ろくさん
組織の中にいて48歳くらいになると、
もうこの会社で自分がこの先どうなるかっていうのが大体想像がつくようになるの。

あまり先が読めすぎる人生も面白くないと思ってね。
あと、早期退職制度で、退職金がたんまり出たこともあったけどね(笑)

秋山
なるほど。
仕事辞めて、新たな道を歩み出す、はじめの一歩ってどんなだったんですか?

ろくさん
1次産業系に携わりたいな。と思ってね。
京都で5、6年農業に携わったんだよね。農業や林業は探せば仕事があるからね。

秋山
どこで仕事探したんですか?

ろくさん
僕は会社に勤めてるころから、
週末にちょくちょく林業のボランティアをやったりしていたんだよ。そのツテだね。

農業を5,6年やった後、長崎の島の自然体験施設に4年間勤めたんだよ。
それで、海の次は、山と川かなと思って、6年前に四万十に来たの。

秋山
どうして四万十楽舎に来たんですか?

ろくさん
それは、みっちゃんに引き抜かれたから。
もとから四万十楽舎にはちょくちょく出入りしていてね。
(みっちゃんは四万十楽舎のスタッフ、一度会ったら忘れられない人!)

ろくさんが暮らしている集落って?

秋山消防団姿のろくさん
ろくさん、消防団にも最近入ったとの
うわさを聞いたんですが。
62歳の新人消防団!

ろくさん
田舎ってコミュニティが必要な世界なんだよね。

で、消防団に入っていないということは、
コミュニティに入り込めていない
ということになるんだよね。

あと僕はこの年で神社の氏子になっちゃったり(笑)

秋山
うん、田舎ってご近所付き合いが難しそうなイメージなんですけど、実際どうですか?

ろくさん
僕のところは外の人を受け入れてくれる、いい環境の集落だったんだよね。
ほとんど問題なかった。ほどほどの距離間で接してくれるよ。

秋山
そんなところどうやって見つけたんですか?

ろくさん
たまたまなんだよね、自然学校のころからの友人が、四万十とつながりがあってね。
四万十の農家民宿を紹介してもらって、会いに行ったら、一発OKだったよ。
家の土地もその方に無償で借りてるんだよ。

秋山
すごい、でもなかなかそんなことってないですよね~。

ろくさん
うん。男尊女卑がいまだにある集落とかあるしね。
やっぱり先住の人に話を聞いてみるとか、そんなことをしてみるといいかもね。
それか、地域にまったく入りこまない、村八分で、あまり関わらないで下さいっていうことにするか。

秋山
むらはちぶ・・?

ろくさん
村八分って、面白い言葉でね、八分のあとの二分は葬式と火事。
その二つだけは面倒見るけど、その他はお互い知らないよってこと。

秋山
へえ~ろくさんの集落ってどのくらいの大きさなんですか?

ろくさん
35世帯、50人程度。
移住者が多い集落で8人移住者なんだよね。

最近は化学物質過敏症という病気で、都会では暮らせない子とかが引っ越してきたりしてるよ。

秋山
あと最後にプライベートなことをお聞きしたいんですけど、実際の生活にかかる経費を教えてください。

ろくさん
えーと、
電気代が1,800円
水道代が1,000円
ガス代が2,500円
電話・ネットが3,000円
ケータイが3,000円・・・食事が・・

秋山
ろくさん食費は贅沢してそうですね(笑)

ろくさん
(笑)うーん、そうだね~でも贅沢しても、食費は40,000円くらいかな。

秋山
家はいくらかかったんですか?

ろくさん
全部込みこみで、850万!

秋山
えー安い!

ろくさん
都市にいるともっともっとかかるけど、この辺にいると本当にかからないよね。
だってもう、お金使うところがないもん(笑)

秋山
確かにそうですね(笑)
いつもいろいろお話は聞いていたけども、改めて聞くといろんな話が出てきて、面白いですね~。

ろくさん
そりゃあ62年も生きていれば、いろいろ出てくるよね(笑)

(取材:秋山梢)

 

いかがだってでしょうか。

実際に都会から田舎に移り住むんだ方の、細かなお話はなかなか聞けないと思います。
やっぱり、楽しむことと、つながりを大切にすること。
だと、ろくさんのお話を聞いて感じました。


本文中で紹介されていた「四万十楽舎」について知りたい方は、以下からどうぞ。
http://www.gakusya.info

ろくさんのブログはコチラです!
http://shimanto.blog.shinobi.jp/