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GWまだ間に合う! 竹、竹、竹…そして竹で覆われている島、竹島に行きませんか?

こんにちは! ECOFFスタッフの中村です。今年のゴールデンウィークより、村おこしボランティア【薩摩竹島コース】が新たに開始されます! 先日、事前調査のため竹島を訪問したので、そのときのことをご報告いたします。

鹿児島県三島村で最も人口の少ない島、竹島。鹿児島港から3時間。フェリーが竹島に近づくと、海の青さに目を奪われます。

竹島港

まるで南国の島に来たみたい。船から身を乗り出して、透明な海を眺めていました。ジオパークに認定された竹島では、断崖絶壁の下に真っ青な海がとても印象的です。

竹島の竹は、高級食材!?

竹島の竹林

そして、港から見える樹木は竹、竹、竹・・・その名の通り、竹で覆われている島、竹島。

大きなものから小さなものまで、本当にたくさん生えている竹。

大名竹と呼ばれるその竹は、南九州でのみ生息する希少なもの。そこから取れる大名筍は、昔は大名様しか食することが出来なかったといわれる、高級食材です。

私たちが普段食べている筍と違って、肉質がやわらかく、アクが少なく味染みの良いのでどんな料理にも合います。

さて、その筍が採れる竹林へ。筍採集のための竹林は、港などに生えている竹と違って大きくて立派です。

筍採りのために伐採をして竹林整備をしているので、とても綺麗。季節外れですが、大名筍を探します。

・・・なかなか見つからない。と思ったら、島の方が発見! さすがですね~。

筍を見つけるのは、なんだか宝探しみたいで、わくわくします(自分で見つけられなかったのが悔しい)。

島の特産品、大名筍は絶品!

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筍のシーズンは春。年末の寒空の中、小さいですが大名筍、ありました。「大名様にいつでも食べさせられる」という由来もあるそうで、年中採れるそうです。でもやっぱり春の大名筍が一番おいしいとのこと。

島の方は季節外れと言いますが、今回採ったこの大名筍、とってもおいしい!

シンプルに塩ゆでにしてマヨネーズで食べると、柔らかい大名筍の食感がとってもいいんです。また、煮物にしてもよく味が染みていて、大好きになりました。

大名筍を食べたことある人、どのくらいいるでしょうか?この味をぜひもっといろんなひとに知ってもらいたいです。でも、大名筍の採集も高齢化が進み人口が減少している竹島では、深刻な問題です。

村おこしボランティア【薩摩竹島コース】では大名筍採集のお手伝いをし、この絶品をぜひ味わってください!

島の大自然は火山噴火の跡

籠港

7,300年前の海底火山の噴火により出来た竹島は、島の海岸はほとんど絶壁です。砂浜はほとんどありません。

この写真は昔の港です。どうやって下まで降りるの? って思いますよね。絶壁にロープを張って、まるで綱渡りのように、荷物を抱えながら港まで降りていたそうです。

厳しい自然環境の中、島の人々はさまざまな工夫をして生きていたのですね。今では考えられませんが、そういった島の昔の話を聞くのはとても興味深いです。

この絶壁と透き通る海。まるで映画かアニメのようです。観光客も少ない竹島では、こんな絶景をひとり占めできますよ。

畜産体験も出来ます!

三島村全体で盛んな畜産。もちろん竹島でも、畜産体験ができます。畜産農家はあまり外部の人に牛を触らせることがないので、なかなかできない貴重な体験です!

竹島の畜産農家の話を伺って、私も「畜産っておもしろそう」と思いました。

牛を産ませ子牛を育てる「繁殖農家」と、そこから太らせていく「肥育農家」の二種類がありますが、三島村で行ってるのは「繁殖」。

竹島の畜産農家の方は「肥育」の経験もあるそうで、牛が生まれておいしいお肉になるまで、色々な過程があることを教えてもらいました。

畜産農家の方と話す機会もそうそうないので、とても勉強になりました。

みなさんもぜひ竹島へ来て、竹の音を聞きながら、大自然と牛と人と、触れ合ってください!

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