動物の交配について

9日目の今日は、いつも通りヤギのお世話から始まりました。その際に、ヤギの交配について興味深い話を聞かせていただきました。種の保存が積極的に行われていない日本に現存するヤギのほとんどは交配種で、河本さんが育てるトカラヤギのような原種を取り扱う農家はごく一部だけだそうです。ヤギをペットとして買おうと、「女の子はいないか」「体の小さな子はいないか」「白黒の柄の子はいないか」と細かな条件をつけた購入希望の連絡がよく来るという話もされていました。小さな子を意図的に産ませることや、女の子が沢山生まれるようにとにかく出産をさせることは不可能ではないですが、未熟児が生まれたり、母体の健康が損なわれたり、雄ヤギが大量に殺処分されたりする可能性が出てきます。

私たちの身近にもそのような事は起こっていて、一時期爆発的なブームになったティーカッププードルは、小さくて可愛いトイプードルを飼いたいという人間のエゴで意図的に未熟児を繁殖させた動物で、危険な交配によって生まれたことで、一般的な犬よりも寿命が短く、病気にかかるリスクも大きいという特徴があります。人間のエゴで、一人で生きることの難しいような弱い生き物を作ることがこの先も続いていいのでしょうか。今一度、私たちは身の回りの不自然な現象に対し疑問を持ち、背景を知っていかなければならないと感じました。

ヤギのお世話の後は、草刈りを終えた中山を耕運機で耕しました。背の高さまで伸びた草木に覆われていた場所が開けて、耕せるまでに整地できたことに達成感を感じました。

とうとう明日が島派遣最終日となってしまいました。残り一日を全力で楽しみたいと思います!