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釣り、そして別れ

島生活最後の日。

午前中はみんなで釣りをしました。

4人が漁船、残りが陸からの釣り。

私は漁船組でした。

こんなに小さな漁船に乗ったのは初めてで、揺れも相当なものでした。

ですが釣りをしている最中は釣竿の動きに集中していたため、全く船酔いすることはありませんでしした。

喜界島という大自然と1対1で向き合えたような、そんな釣りでした。

島ではハタやタイが釣れました。地元の海では何が釣れるんだろう。釣り、始めてみようかな。

釣りを終えた後はみんなでガヤガヤと調理しました。

バーナーで一気に炙ったりテキトーにソテーしたりした人もいれば、こだわって煮付けを作る人もいました。

(バレないように味見でパクリ、美味しかったです)

そして最後の晩餐。

しあわせとさみしいが混ざり合ったおいしいでした。

たぶん(いや絶対)東京の居酒屋で食べるソテーとか煮付けの方が味としては美味しい。だけど、この時みんなでおいしいって言いながら食べたこの料理の方が記憶に深く深く残るなあとぼんやり思いました。ビールがすすむ。

そして帰途につきます。

いままで島で出会った人たちとの別れ。何も言わなくてもわかりますよねえ。

フェリーから投げるテープに失敗したことも、むしろいい思い出だなあといまは思います。いまは。

「船内で食べてね!早く食べてね!」と言われて、一番お世話になった農家さんから渡されたスパムおにぎりには全員分のメッセージが付いていて、それだけでもうお腹いっぱいでした。あの味忘れないようにしたいなあ。

港に最後まで残っていた揺れる光を忘れません。見えなくなるまで、本当に最後まで手を振り続けてくれました。

フェリー、いいなあ。遠ざかっていく灯台のあかり。

これで私たちA日程の活動は終了です。

たくさんのご迷惑をおかけました、本当に申し訳ないです。

ただ少しでもこのボランティア活動において、島の皆様にとってなにか「プラスaの価値」を与えられていれば(たとえ小さくても与えられたのならば)これほどの幸せはありません。

関わってくれたメンバー(インターン含む)、世話人、農家さん、島民の方々、全員に感謝。

ありがとうございました。