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当たり前から感謝の気持ちへ

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本日は午前中にシェアハウス「cocokara」の掃除と壁の板貼りを行いました。「cocokara」は古い民家をリノベーションし新たにシェアハウスに生まれ変わらせることを目標に、ボランティア活動の中心となっていた場所です。私は今回の作業の中で「cocokara 」は私たちが帰ったあとどのように使われるのか、多くの人にどのような役割をもたらすのか、どのような人が使うのか考えながら作業を行なっていました。個人的には「cocokara 」が古いシェアハウスではなく、たくさんの人々の思いが集まってできた場所だということを知ってもらい、人の温かさを感じられる場所であって欲しいです。私たちはもうすぐ帰ってしまいますが、こらからのこのシェアハウスが今後どうなっていくのかとても楽しみです!

午後からは釣りクラブの方々に教えてもらい、釣りを行いました。神威脇の海岸周辺では、主に鯖やアジが釣れるそうです。釣りをやったことがない人も、すでに経験している人も多くの魚を釣ることができました。もちろん釣りはとても楽しく、あっという間に時間が過ぎ去って行きました。しかし私たちがそれ以上に感じたことは、感謝の気持ちです。私たちは普段魚料理を作るとなると、スーパーで買って来た魚を調理して食べるというだけで、スーパーに売られる以前のストーリーを考えません。しかし今回釣りを体験し、釣った魚を捌くことの大変さ、魚を釣る漁師さんたちの大変さ、魚の住む環境を守っている森の大切さなどなど多くのことに気づくことが出来ました。このことからたった一品の魚料理でも多くの感謝ができると感じました。このような意見が夜のミーティングで話し合われた中で、ゲストハウスのゆうとさんが「“感謝”の対義語は“当たり前”」ということをおっしゃっていました。私はこれを聞いて、普段の生活ではさまざまな物事に対し“当たり前”と感じてしまっていたと気づくことができました。スーパーに売られている食品やレストランの料理の裏には私たちに届くまでのさまざまな物語の中で、多くの人が関わっており感謝の気持ちを持たなければいけません。これは食品の例だけでなく、全てのものに通じていることだと思います。私たちが今まで感じていた“当たり前”を少しでも“感謝”に変えることが大切で、これによって多くの視点を持つことができると思います。私はこれから先も日々実践していこうと感じました。皆さんも日常の“当たり前”を“感謝”に変えて考えてみてはいかがですか?

最後に、ここ奥尻島で過ごすのは早いもので残り1日となりました。思い残した事ややり残したことがないように、最後の日を過ごします!