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小さな森の大工さん

然別湖コタンコースD日程3日目です。

今日は朝からコタン周辺をスノーシューで散策しました。

世話人である谷澤さんの案内で、白銀に煌めく森の中を進んでいきます。

木々の間から日差しの差し込む森は、雪が音を吸い込むため、驚くほど静かでした。

しかし、時折り森の奥からコツコツと、音が聞こえてきました。

目を凝らして音のする方を見ると、コゲラが小さな体を懸命に振って木に穴を開けていました。

その一心不乱に嘴を振るう様子に、邪魔せず立ち去ろうと思いつつも、つい足を止め頬を緩めて見入ってしまいました。

午後からは作業に入りました。今日は看板を雪のブロックで覆って固定する作業をしました。

ただ地面に看板を立てるのではなく、周りの世界観に合うようひとつひとつ丁寧に雪で囲っていきます。

こうした細部へのこだわりが、このコタンの大きな魅力なのだと感心しました。

いよいよ準備も大詰めです。明日からはもっと働いて、もっと笑って、もっと楽しみたいと思います!