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ひめちゃん

吾輩は猫である。

ひめちゃん

吾輩は猫である。名前はまだない。一部ではヒメちゃんと呼ばれている。

諏訪之瀬島4日目。今日は朝から雨がごうごうと降っており日向ぼっこもできやしない。午前中はもう当たり前になりつつあるヨガを朝からやり雨の中草引きをやっておる。

今日はあまり仕事がないのかコテージの掃除もしていた。その様相は大晦日まさに師走である。仕事がないのに師走とは面白いものだ。

コテージ近くの草抜き

午後からは暖かい部屋でお菓子を作った。砂糖を使わずに甘みを出す技術は見習うべき点がある。

砂糖不使用のアップルパイ

こうやってゆっくり過ごすのも悪くない。その後急遽草取りに出ることになった。この雨の中大変なことである。ぬくぬくと生きることを好む吾輩にはとうてい想像も出来ぬことである。当人が楽しいのならそれで良いのだが…。

さて、今日は良運に恵まれたため島民の送別会が行われる日なのだ。そこではその名の通り送別会が行われておる。島民全員でだ。いつも見ることのない島民も集まり公民館いっぱいの人となった。こんなにもと思うべきなのか、これだけしかと思うべきなのか吾輩にはわからない。

吾輩はただ静かな場所でぬくぬくとしたい。ただ、このような非日常に身を置き普段は聞けないような話を聞くのは悪くない。つながりの密度でいうのなら都会よりもずっと高そうだ。諏訪之瀬島とは多くの顔を持つ島なのだ。

公民館で送別会

この後の下人の行方は、誰も知らない。

羅生門