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お宝が眠る島-宝島!

宝島

はじめまして、2015年12月からスタートした「ECOFF学生支部」支部長の高橋康祐です!

「こんなきれいな海は見たことない!」2015年春、鹿児島港からフェリーで13時間かかる宝島へボランティアをしに行きました。なんと、その島には、有名な言い伝えとして、イギリスの海賊、キャプテンキッドが宝島にお宝を隠したという言い伝えがあり、ワクワクしました。

13時間のフェリーから見た、トカラ列島に広がる海は、魚が泳いでいるのが見えるくらい綺麗でした。

13時間の長旅の末にたどり着いた宝島は…

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13時間のフェリーにゆられ、ようやく宝島へ到着しました。そこには、エメラルドグリーンの海、自然に囲まれた島の景色が広がっていました。

島の中は、自然豊かで、集落から一歩外れると、島一周できる森に囲まれた一本道が続いていました。牛がたくさんいる牧場、島全体が見渡せる灯台がありました。

そして、宝が眠っていると思われる鍾乳洞にも行きました。鍾乳洞では二手に分かれ、その先にも、いくつかの道に分かれていました。

その道は、どんどん狭くなっていき、最終的には、もう一つの入り口につながっていました。真っ暗闇の中での探検はとてもスリルがあり、お宝は、見つかりませんでしたが、おそらく、この鍾乳洞に眠っているのではないかと思いました。

ボランティアは初めての体験、庭づくりをしました。

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離島では、物資の郵送にかなりの輸送費かかるので、島の使わなくなった古いものや石などを再利用して、庭を作りました。材料は、古い窯壊し、そこから取れたレンガ、浜で拾った白砂、サンゴ礁と丸石を使いました。

完成した庭を見て、高級な料理店のお庭のように見えました。知恵を働かせることで、周りにある使わなくなった物を再利用し、美しいものに変えることができるということを学びました。

 

共同生活には楽しみがたくさん

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島の生活では、ボランティアメンバーと共同生活をし、朝、昼、夜の食事を分担して作りました。日本各地から、メンバーが集まっているので、味がそれぞれ違っていて、地方の味を味わうことができました。

また、食材は、近くの農家の人から無農薬野菜を頂いたり、山菜を拾ってきたり、釣りをして魚をとったりしました。

無農薬野菜は新鮮でおいしく、山菜は香りがよく、特に長命草という、「食べたら三日長生きできる」という、山菜が自分のイチオシです。今まで食べたことのない味で、島の味を楽しめました。

この期間中、ボランティアメンバーと毎日の作業で助け合いながら頑張り、島民の人達の話や子供たちの笑顔には、毎日癒されました。夜は、いくつもの星が輝く、満天の星空を見ることができました。

宝島に行き秘宝を見つけることができませんでしたが、普通の生活ではできない、貴重な体験ができ、また、大切な人達ができました。それらすべてが私の一生の宝です。

宝島を通じ、色んなことに挑戦できるようになりました

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私はこの経験のおかげで、普段、バイトばかりしていて、同じような生活を日々おくっていた生活を変えることができました。視野が広くなり、自分が今何ができるかを考え行動できるようになり、色んなことに挑戦できています。

また、日本のあまり知られていない文化を知る事ができ、それを海外の友達などに教えることができています。

地域の文化を学びたい人、海や島が好きな人、そして自分みたいに自分自身を成長させ、自分の描いている世界を変えてみたい人は、是非参加して見てください! 新しい宝物が見つかるはずです。

著者:高橋康祐(2015年度 ECOFF学生支部支部長)