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さよならは言わない

今日が最後のこの島での活動だった。午前中は工房での作業、午後はスポーツをした。昨日とした内容はなんら変わりはなかった。しかし、初日に島の兄さんからもらった青いバナナはいつの間にか熟していて、甘くなっていた。

大量にあった食材も随分減っていて、私たちに別れの時間が迫っていることをうっすらと伝えた。こんなにも別れが寂しいのは、それだけ楽しかったからだ。

誰かが笑わせて、笑って、そこにはいつも笑顔があってみんなが幸せになれた。美味しい、ありがとう、上手だね、こんなにも優しい言葉を沢山かけられて、かけたことがあっただろうか、いや無い。

私が、この4日間男女4人いや5人で屋根下で暮らす中で学んだことは、いつも笑顔でいること、感謝を声に出すことはその場の空間に幸せを与えることができるということだ。

大切な宝物が何かを教えてくれてありがとう宝島。