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牛との触れ合いをきっかけに

牛肉や豚肉、鶏肉にしてもお肉を食べる時に育てる苦労に思いを馳せながら食べる人はどのくらいいるのでしょうか

多分少ない、というよりそんなことには1ミリ足りとも考えずに食べている人の方しかいないのかもしれません。かく言う僕も作ってくれたということには感謝はすれど、過程や苦労については全く考えることは今までありませんでした。

僕は本日、肉牛の飼育について体験させて貰いました。その中で僕が見えていなかった裏では様々な人が努力をしているということを感じました。

朝には大人の牛を放牧し、産まれて少しばかり経った子牛にミルクをやります。その後、お母さんになる為の牛の小屋で餌をやり、今後に共進会というコンテストが控えた牛をブラッシングしました。初めの一日とは言え、牛と仲良くなりたいと心にそっと思いをしのばせていた僕は愛を込めて言葉をかけながら丁寧にブラッシングをしました。その中で愛着が湧き、コンテストに入賞出来るくらいに美しくさせたいと思い、受け入れ先の農家の方に無理を言って洗わせてもらうことが出来ました。その時、最初は初対面の人に驚くように大きく鳴き声を上げていましたが、洗っていく中で次第に気持ちよさそうに穏やかな鳴き声をあげていたことから動物にも感情はしっかりあるんだな、と思いました。そのコンテストは明後日、8/26にあるので当日その牛が入賞できるよう尽力したいです。

また、そちらのコンテストを何故やるのかと聞いたところコンテストを用いることでお母さん牛の改良を進めていくことを目的としているそうです。その中でも牛の体型や資質向上をさせて行くことは最も重要なことです。

このことこそが、生まれてくる子供牛の肉質を左右するというとても大事なことでした。

今日の飼育体験に参加する前の僕では到底作ってくれた人のみに感謝していましたが、本日を通して食材を育ててくれた人達、食材と出会わせるために運んでくれた人達、そして何よりもその食材に感謝することを心の片隅において食べようと思いました。