いつか離島で暮らしたいなら、今すぐ行ってもいいんだ。と思えた日。

今回、社会人の参加メンバーで巡っている、種子島での村おこしボランティア旅。

2日目の今日は、午前は「ヒサカキ」などを育てているみっちーさん宅、午後は、安納芋と繁殖牛を育てているりゅうたさん宅にて、農業体験させてもらいました。

※ヒサカキ(姫榊)は、榊と同じく、神棚へのお供えの玉串などに使う木。

[みっちーさん宅にて]

それほど高い山はなく、平地に森が広がっている種子島。

高台に広がる畑から見渡すと、電柱や道路などの人工物は一切目に入らず、深い緑だけが目に飛びこんで来る。みっちーさんとおしゃべりしながら、玉串にピッタリのまっすぐな枝を探して畑を歩いていると、都会では味わえない時の流れと風景に、心が洗われていくのを実感しました。

種子島には、自分らしいペースで生きるライフスタイルを求めて、Iターン移住してくる若者も多いそう。ヒサカキは比較的、農業初心者の移住者でも育てやすいこともあり、時々みっちーさんに移住者がヒサカキの育て方を教わりに来るとのこと。

これまで3年間、何度もECOFFの参加者を受け入れてきたみっちーさんと奥さん。

初対面での会話にも馴れているせいか、会って30分も経つと、まるで自分のおじいちゃん、おばあちゃんのように身近に感じられてきます。

もし自分も移住して農業をはじめたら、みっちーさんに教わりに来るんだろうな。そんな想像が自然と湧いてくる、温かい時間でした。

[りゅうたさん宅にて]

みっちーさん宅にてお昼を食べて、午後はりゅうたさん宅へ。

仔牛にミルクをあげたり、間近で牛と触れ合うことができました。

また安納芋の袋詰めを手伝わせてもらいながら、りゅうたさんのご家族の皆さんからいろいろな話を聞くことができました。

種子島には大学がないため、8割以上の若者が18歳になると島を出るそう。しかし、その半数以上はいずれ島に帰って来たいと思っていて、20代のうちに島に帰ってくる人もかなり多いとのこと。

参加者のほとんどは都会で働いているため、若いうちから島で暮らすという選択をした人の話を聞くのは新鮮な刺激をもらいました。

その他、食料自給率の重要性や、安易に化学肥料に頼ってしまうことで長期的に土に与えてしまう影響、そして次世代への思いなど、穏やかで、でも芯の強い話を聞くことができました。

これまで離島への移住と言うと「外から離島に移住したら、もしかしたらよそ者扱いされるんじゃないか」という考えを聞くこともありました。けれど、今回参加してみて。もし種子島に移住したら、みっちーさん、りゅうたさんはじめ、この旅で知り合った人は、みんな大歓迎してくれる人たちだと確信できました。

観光とは違う、働いて暮らすというのを疑似体験できる旅だからこそ、移住するというのは特別なことではなく、普通にありえる選択肢の一つだと思うことができました。