というわけで、5月21日から25日までの短い期間でしたが、
青森県の米農家さんのお手伝いをしてきました。
実は私、農大卒なのですが、実習で専攻したのは顔に似合わず「花き(お花)」。
しかも農学部ではなくて、国際農業開発学科という、
どちらかというと海外ボランティア系の学科だったため、
米作りのの現場はあまり知りませんでした。
しかし、ECOFFを始めて以来、3月の宝島訪問では「田んぼの畦ふみ(準備)」を、
同じく3月の奄美大島訪問では「稲の種まき」を経験してまいりました。
そして一気に飛んで5月の青森。ついに「田植え」を経験することができました!
あとは秋の収穫のお手伝いをすれば、
一応カタチとしては「米作り」の一部始終を理解することができます。
まさか農大を卒業してからの方が、
実習の数が多いなんて想像もしませんでしたよ(苦笑)。
さて、これまでの記事では「いったい田植えってどんな感じなの?」というのが
イマイチ説明できていない(というかしていない)ので、
ここでまとめてみようと思います。
育苗箱を運びます!
まずは育苗ハウスで大切に育てられた稲たちを田んぼに運ぶことから始まります。
今回は農家さん2戸を訪問しましたが、
片一方の農家さんはハウスに軽トラを簡単に入れられるようにハウスを改造していました。
写真は、一輪車を使って運び出す一般的な光景です。
また、青森の津軽地方では育苗箱のことを「オリダ」、
苗のことを「なえっこ」と呼ぶようです。
「なえっこ」って可愛いですよね。
これがなえっこです。
約120日後、これが金波銀波にたわわに実る稲となるのです。
ヘラをいれてなえっこをオリダに入れる!(なにがなんなんだか・笑)
次に、苗をヘラの上に乗せる作業に移ります。
写真の人が右手に持っているものがそうです。
このヘラのうえに「サッ」と一瞬で苗を移し替えます。
慣れるとけっこう面白いです。
ヘラに置いた苗を田植機にセットすれば、
あとは田植機と、田植機に乗ることを許された一家の大黒柱が植え付けをしてくれます。
田植えが終われば、あとは収穫まで人手を必要とする作業はあまりないそうです。
秋の収穫が楽しみですね!
作業が終わったあとに食べるご飯は格別です。
なにより、米農家の米は美味しい!
今後は週末の米作り体験プログラムも展開しよう!
と思った青森でのお手伝いでしたとさ。(宮坂)