📣 ECOFFは地域と参加者の安全のために、感染症についての対策および方針を定めています。詳しくはこちら

限界集落の現実を目の当たりにして

8日目の今日は、朝いつもどおりに牧場に行くと思いきや、霧嶋神社という神社に向かいました。そこでは自治会の方々と一緒に神様の通り道を掃除し、その後公民館での総会に参加させていただきました。その総会は自治会長や副会長などの役割を決める総会だったのですが、そこで私は田舎の現実を目の当たりにしました。

今までに限界集落という言葉や過疎問題については学校で学ぶ機会があったのですが、地元が都会だと想像がしにくく、他人事のように感じていました。しかし、実際に総会に参加しておられた方々は80代、90代の方が多くて驚きました。

1ヶ月程前にも同じ議題で総会を行ったそうですが、そのときには決めきれず、今回に持ち越したそうです。その自治会では会長などの役割は男性がすることになっているそうですが、人数が少ない上にお仕事で忙しい方ばかりなので、みなさんが役割を引き受けるのを渋るそうです。結局、長い間会長をされてきた80代の方が引き続き2年間会長をされることになったのですが、この総会では、年配の方が何年もいくつもの仕事を掛け持ちされていることや、女性もいるのに男性しか役につけないことなど、さまざまな問題が見られました。

私は若いというだけでとても歓迎され、自治会がいかに若い担い手を必要としているかが身に染みてわかりました。

今回のように問題を抱えている自治会の総会に参加させていただくという機会はめったにないことだと思います。教科書だけでなく、実際に自分の目で確かめた1人として、今日1日限りのお手伝いではなく、今後もそのような地域のお役に立てるように考え行動したいと思います。