📣 ECOFFは地域と参加者の安全のために、感染症についての対策および方針を定めています。詳しくはこちら

いのちをいただいているということ(4日目)

<本日の流れ>

*牛たちの餌やり(ミルク、おから、くず米、米ぬか)

*玖珠家畜市場へ

*競りにでた牛たちの見送り

4日目最終日は、牛たちに餌やりをしたあと、玖珠家畜市場へ移動しました。市場は牛の競りが行われる場所ですが、たくさんの牛たちが一斉に並び、初めて見る風景でした。

牛に限らず、競りをみるのは今回がはじめてでした。率直な感想は、命に値段がつけられていく、というのが、(良い悪いではなく)不思議な感覚でした。人間に置き換えてもみました。テストの成績のような、就職活動のような、給与明細を貰った時のような、そんな感じでしょうか。

ですが、牛と人は違います。どんな成績でも、どんな仕事をしていても、お給料が多くても少なくても、人はみな平等です。ですが、牛たちは違います。ミルクがとれないオスの乳牛は、生後まもなく命を絶たれます。育ててもお金がかかるだけで、お金にならないからです。人工的に子供をたくさんうまされた母牛は、子供をうめなくなると売られてお肉になります。それも、子牛に比べたらほんの安値で。

もちろんこれは商売なので、農家にも生活がかかっています。だから農家の方が悪いわけでもありません。農家の方のおかげで、わたしたち消費者は、普段当たり前のようにお肉を食べたり牛乳をのんだりしています。けれどその背景には、こういう現状もあるということを、決して忘れてはいけないと思いました。そして、そんな牛たちのために、少しでもできることをしようと、いま必死に取り組んでいる人もいるということに、希望をもちました。

4日間、本当にお世話になりました。