江田島G日程の5日目は、地域の活動に参加させていただく1日となりました。

午前中は、私たちを受け入れてくださっている民宿トカランドから、徒歩すぐのところにある能美図書館で、希望者が「言語造形」と呼ばれる企画に参加しました。これは、好きな絵本の一部分を、他の参加者に向けて声に出して読むのですが、引用部分の情景や、登場人物の心情を深く理解しようとすることで、絵本の中の世界観を、他の参加者の心のなかに伝えようというものです。

普段はビジネスコンサルタントをしていて、心理学や言語造形について学ばれた方が講師となり、定期的に参加されている地元の住民の方々に混ぜていただき、僕も参加しました。

小さな子どもに絵本を読み聞かるための練習にもなるのですが、普段のコミュニケーションにおいても、まずは（伝える言葉ではなく）自分が伝えたい思いは何か？から考えるようにすることが大切だという、講師からのお話が印象的でした。

午後は、トカランドの世話人の河本若子さんのお知り合いの地元住民の方と一緒に、竹箸作り体験をメンバー全員でしました。

人の管理が入らなくなった農地には、竹が大量かつ無造作に生えてきてしまい、そうなってしまうと、農地へと戻すのには大変な労力を要するということで、また江田島でもそのような問題が増えつつあるとのことでした。

竹箸づくりを企画されている方が「竹箸を使うたびに、竹の問題について考えるきっかけとして欲しい」と仰っていたのが印象に残っています。

今日は、普段地元の方々が参加されている活動に混ぜてもらいましたが、どちらも僕の地元では企画すらされていないようなイベントでした。

イベントを通して、これからの過ごし方についてヒントを得られたともに、地元の方とお話することができ、とても実りのある1日でした。

明日はいよいよお待ちかねのオフです！と同時に、トカランドで過ごす最後の夜でもあります。

トカランドの消灯時刻は午後9時と早いですが、この場で出会えた他のメンバーと、一緒にいれる時間を少しでも長く楽しみたいと思います！