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台風に備え羊のお引越し

活動が始まって4日目、みんな疲れが溜まってきていたこともあり、午前中は家でコーヒーの飲み比べをしました。コーヒーの種類や淹れ方によって味が違くて面白かったです。

午後からは明日の台風接近に備えて、ヤギのための避難用テントの補強やヤギの引っ越しをお手伝いさせてもらいました。ヤギは引っ張る力がとても強くて、縄で移動させている時に腕ごと持っていかれそうになり、とてもびっくりしました。

昨日行ったイベントで取材した内容を記事にまとめることもしました。少し長いですが、まとめた記事もぜひ読んでみてください!

【港から江田島の魅力発信!】

4日、広島県江田島市の小用みなと公園などで Teamイマナビ、みなとオアシスえたじま運営協議会が共同で島の魅力を発信するイベント「ETAJIMAイマナビフェスタinみなとオアシスえたじま」を開催した。炎天下の中、数十のキッチンカーや飲食・物販の出店が並び、子供連れなど大勢の人で賑わった。

イベントのテーマは、江田島市の魅力の発信だ。主催者の地域おこし協力隊の牛尾奈緒子さんは「今の江田島市を知ってもらって、まず来てもらうきっかけにしたい」と話す。コロナ禍で、イベント開催は約3年ぶり。心待ちにしていた人も多かったという。江田島市の明岳周作市長は「人と人との触れ合いが1番大切」とイベント開催の意義を話す。

物販には江田島の特産品が多く出品された。沖山工房の出店には牡蠣の殻で色付けした茶色や藍色の陶器「江田島焼」が並んだ。窯元の沖山努さんは「江田島市は日本有数の牡蠣の生産地。その特産品で陶器を作ることを思いついた」と話す。100%牡蠣殻を使って色付けした江田島焼は茶色の素朴な色味が特徴的だ。沖山さんは「牡蠣殻独特の雰囲気を楽しみながら使ってほしい」と語る。

オリーブ茶を出品していたのはフーズパートナーの勝谷邦三さんだ。勝谷さんは江田島市のオリーブに魅せられて5年前に京都から移住した。オリーブには動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つポリフェノールの含有量が多い。その健康効果を多くの人に広めたいと商品開発を進め、今ではオリーブオイルやオリーブ茶、塩漬けなど発売している。今回のイベントで商品を多くの人に知ってもらうことで「地産地消を活性化させたい」と勝山さんは話した。

子ども向けの体験スペースでは、江田島湾に生息するカブトガニの展示もあった。生態を学べるブースや実際にカブトガニを間近に見れる水槽などがあり、大勢の子どもたちが楽しんだ。展示を手がけるさとうみ科学館の平山良太さんは「理科の楽しさを知ってほしい」と話す。科学館では今回のイベントだけでなく、月に1度、体験型の観察会なども開催している。コロナで一時は参加者数を絞っていたが、賑わいが戻ってきているという。

移住定住の相談コーナーも設けられた。コロナ禍で江田島市は企業移転や移住者が増加しているという。「通勤にも便利で、週末には島のゆったりした暮らしができる」。江田島市企画部の内藤亜弓さんは江田島の魅力に都市からのアクセスの良さを挙げる。広島市や呉市から高速フェリーで約30分だ。リモートワーク向けの環境も整える。

江田島市の魅力は海に囲まれた豊かな自然だ。明岳市長は今回のイベントをきっかけに島を知ってもらい、「疲れた時には田舎に来て心を休めてほしい」とする。また地元の人にもこのイベントをきっかけに島を知ってもらい、日常の中の魅力を再発見することで「自分の街を自慢に思ってほしい」とも話した。

(トカランドPRESS ボランティア記者 さゆ)

【埼玉県から来た華菜さんの話】

イマナビフェスタに参加してみて、最も感じたのは人と人との繋がりでした。初対面でも笑顔で挨拶して下さったり、コンサートを見ながら知らない人とお話したり、東京に近いところで暮らしている私にとってそれが本当に新鮮でした。人と人がこんなに密に繋がっているのかと、驚いてしまうほどでした。今江田島にいるという共通点だけで、私のような外部の人とも明るく接して下さったことが本当に嬉しかったです。こうやって、地域の方々と交流することも、まちおこしの一環だなと感じました。活気が溢れる、楽しい空間でした。

また、江田島や広島の名物がたくさんあって、お店に行くといろんなことを知ることができて面白かったです。みなさんが、江田島の魅力をたくさん発信していました。

このフェスタの欠点を強いて挙げるとしたら、ゴミについてだと思います。私は環境問題を取り扱う大学に所属しているため、厳しい分別に慣れています。そのせいか、燃えるゴミ1択という分別方法に少し違和感を覚えました。江田島は東京に比べてゴミのポイ捨ては圧倒的に少なく、正しくゴミを捨てている印象でしたので、環境に配慮すると更に良くなると思いました。

今回イマナビフェスタに参加し、そこでしか得られない経験や知識をたくさん吸収できました。賢さん、きゃんでぃさん、連れて行って下さりありがとうございました。そして、笑顔で交流して下さったすべての方々も、本当にありがとうございました。

【京都府から来た琢真さんの話】

大きすぎるわけでもなく、小さすぎるわけでもないちょうど良い規模感で、活気もありつつ、1対1の交流もできるようなイベントだったので、江田島の人々の繋がりをよく見ることができた。江田島の人々の心の温かさに触れることができて、とても嬉しかった。

また、江田島の魅力を商品やパフォーマンスなどさまざまな形で見ることもできた。江田島の強みを知ることができたので、家に帰ってから色々な人にぜひ伝えていきたい。

イベント名とかコンセプトが分かりにくいところがあったので、もっとそれらが目につくようにしてあると、来場者もどういうイベントかわかって、よりいいものになると感じた。