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私たちを夢中にさせた果実

神津島ライフ4日目

今日は豪雨と共に起床。ここ最近、寝泊まりしている家に特大のクモが幾度となく出現しているが、その都度退治するのが大変になり、共存の道を選んだため、決して清々しい朝を迎えているとは言い難いが、新たな経験に出会えると思うと、胸が踊る。そんなこんなで、様々な感情が渦巻く中での一日のスタートとなった。

午前中はパッションフルーツの自営農家さんの出荷のお手伝いに行った。業務内容は、ジャムなどの加工品に使用するために、実を半分に切り、スプーンで皮以外の状態にした後、それらを個包装していく作業を行った。正直売り出されたジャムの値段の高さには驚いたが、手作業で行うことを加味したら納得のいく値段であった。むしろもっと値段を釣り上げても良いのではと思わせる程大変な作業であった。室内には甘酸っぱい香りが充満し、余りの居心地の良さにますます僕の手を作業へと駆り立てる。僕だけでなく、皆が覚醒状態に入り、あっという間に一日のノルマをクリアしてしまった。その成果の結晶として残った大量の皮。これらは揉み出しという作業を行い、布などを染めることで綺麗な色に仕上がるらしい。つまり、パッションフルーツという果実は、己が持っている力を余すことなく存分に発揮する。様々な商品に化ける事が出来る極めて有能な果実と言える。改めてパッションフルーツという果実に出会えたことに感謝である。

まだまだ神津島での生活は続くので、様々な事を吸収していきたい。