📣 ECOFFは地域と参加者の安全のために、感染症についての対策および方針を定めています。詳しくはこちら

繋がることの意味

今日で10日間の奥尻島生活を終え、私たちの活動に一度区切りがつきました。

この活動は数えきれない人の想いが繋がり、形になったものだと思います。私たちに奥尻島を教えてくれた方、行けるように尽力してくれた方、奥尻島でお世話になった方。想いは私たちに確かに繋がっていて、私たちもこれから他の人たちに繋げる。人間の本質であり、今回の使命であると感じました。

当初は奥尻島のために私たちに何ができるだろうと不安でしたが、島の観光業の発展には「よそ者」「若者」「馬鹿者」が必要だと、島の方が話してくださいました。どれにでも当てはまる私たちは、島のためになんでもできる。いくらでも役に立てる。この島の魅力を繋げていくにはどうすれば良いかを模索する旅が始まります。

毎日海の表情が違うこと、滝の雪が溶けていること、オオワシに会う頻度が少なくなっていったこと。私たちを癒してくれる夕日や星空にも、同じ景色は一つもないこと。地球に約20年住んでいる私たちが気づかなかったことを、すべて奥尻島が教えてくれました。

知るー気づくー知る。知ったことで気づき、知識として自分の中に蓄えられたことで、いつの間にか、世の中が奥尻島に行く前とは全く別の世界に見えていました。

奇跡が存在しないように生きる人生と、全てが奇跡だと思いながら生きる人生。必ずしも2通りではないけれど、この10日間は確実に奇跡の積み重ねでできていたし、私たちの人生には見落としていた奇跡が沢山あると、気づかせてくれました。

『今日をどんな風に生きよう。』

奥尻島の海と出会った人達の顔を思い浮かべながら、考える癖がつきそうです。