こんにちはー!
種子島の南、海の見えるしんさく農園でタンカンに関わる作業をしているきほです!
この記事を読んでくださっている方はきっと、少なからず「ボランティア」というものに興味を持って下さっている方なのではないでしょうか。そうでなくとも、「ボランティア」というものをする人が周りにいる、あるいはいたことがある方がほとんどなのでしょうか。
そんな馴染みの深い言葉ですが
では、質問です。
「ボランティア」って何ですか?
善意で誰かを助けること
無償で働くこと
満足感を得るためのもの
皆さんが思う「ボランティア」の形が沢山あると思います。
ですが、
質問しといてなんですが…。
定まった答えは無いと思います。
ボランティアに参加する人の数だけボランティアの意味や形があるものだと私は考えてます。
では、私自身がなぜボランティアに参加するのかと言うと
「常に物事を深く考察できる、深い人間になりたいから」です。
前提として私は
ボランティア=自分が一方的に相手を助けるもの
だとは思っていません。
むしろ逆、すなわち
ボランティア=自分が相手に何かを与えられるもの
だと思う瞬間がほとんどです。
特にこの、ECOFF種子島コースでは
種子島の農家さんから与えられるものがとても多いです。日々、農業のことから自分のことまで、ある物事について考えることのきっかけとなるタネをまいて頂いています。
もちろん、「農家さんに何かを与える、助ける」という目標に向かって1日1日を過ごすのですが、不甲斐ないことに、そしてありがたいことに、「農家さんに何かを与えられる、助けられる」機会に溢れていました。
そうして「ボランティア」という活動を通して種子島で農業を営む中、私は頂いたタネが芽生えるよう、考えに考えを巡らせてきました。
それはすなわち、私が先ほど述べた「深い人間」になるために私が求めているものを、種子島の農家さんや出会った方々が沢山与えてくださる、そんな毎日を過ごせているということです。
まとめるとボランティアは、ただ一方的にこちら側が相手に何かを与えるものではなく、必然的にお互いに何かを与え合う過程を通して、お互いが高みを目指せるようになるものだと私は考えており
ただ悔しいのは、私自身このECOFFの活動を通して、「与えるもの」より「与えられるもの」の方が圧倒的に多いと感じていること
ならば私が種子島や農家さんや出会った方々に何かを与えられる機会は、ECOFFのこの種子島D日程が終わった後なのではないかということ
もう残り僅か、この機会に種子島の方から頂いたタネを、頂いたたくさんの言葉や行動を握りしめて私は帰ります。
そこからまた思考を重ね、色々な経験をし、
そのタネが芽を出し立派に成長した時、
やっと
種子島の方に恩を返せるのではないかと
と考えています。
人を成長させるのは人
私がボランティアをする理由は、
常に物事を深く考察できる、深い人間になりたいから。
今この記事を読んで下さっている、
あなたがボランティアをしようと、あるいはしようかなと思う理由は、何ですか:)