「焚き火して待ってる」夜飯にみんなで焼そばをつついているときにラインが来た。世話人の堀田さんからだ。そんな焚き火で締めるほどの濃密な1日だった。朝は昨日に引き続き祭りの準備に追われた。準備2日目ということもあり、地域の方と距離が縮まった実感が湧いた。名前でお互い呼び合ったり、地元話に話を咲かせたり。1番嬉しいのが相手から興味を持って話しかけられた時だ。昼休憩時にお弁当を食べていると必ず誰かが声をかけてくださる。ボランティアのきっかけに始まり、地元のおすすめの料理屋を布教し合う。おすすめされたトンカツが翌日お弁当で出てきた時は思わずお腹がなった。活動は大変だけど楽しいと4人で語り合う日々に幸せを感じる。帰りは4人で海辺を歩いて帰った。少し遠かったが車で送ってもらうのではなく、二時間かけて探検した。まさにトトロの劇中での探検のように草をかき分けて進んでいく。一つだけ違ったのが、全員ビビり散らかしていたこと。東京からきた学生には草をかき分けるなんて発想はない。夜は焼きそば、麻婆茄子を作った。料理苦手とサバを読んでいた4人が今ではお互いを褒める仲に。それぞれの家庭の味を結集させてできた料理は格別だった。そんな時に携帯が鳴った。「焚き火して待ってる」。みんなで箸を置いて急いで堀田さんのベースキャンプへ向かった。音楽とライトアップのベースキャンプはこの上なく「映え」である。本当に長生郡に来て良かった。キャンプファイヤを囲みながら5人で言い合った。気づいたら地元の人も参加していた。長かった1日もやっと終わり。二人はベースキャンプに残り、早朝サーフィンに備える。残り二人は家に戻って休息。明日も4人で思い出作れますように。おやすみなさい。