本日から、グループごとの農作業が始まりました。
私の属したグループは、加工場でパッションフルーツシロップとドライマンゴーの製造に携わらせていただきました。
午前中はパッションフルーツシロップの製造に携わらせていただき、甘い香りに包まれながら、シロップを鍋で煮て、濾し、瓶に詰める作業を行いました。用いたパッションフルーツはルビースターという品種で、名の通り、皮は綺麗な赤色をしていました。80度ほどに温められた熱い鍋をかき混ぜながら、実際の商品の製造に携わらせていただいているという責任感と、商品が人の汗と真心で届けられていることを感じることのできた瞬間でした。
午後はドライマンゴーづくりに携わらせていただきました。アーウィンという品種のマンゴーを、薄く切り、乾燥できるように並べるという作業をさせていただきました。このドライマンゴーの製造を通して、台風等の理由から出荷できなかったマンゴーを農家さんから買い取り、加工・販売して、農家さんの利益につなげるという、島内フェアトレードの形を目指していることを教えていただきました。
もう一つのグループは、収穫の時期を終えたパッションフルーツのビニールハウスの片付けを行いました。パッションフルーツの残ったツルを鎌で刈り取るという、大変だけれども来年の実りにつながる大切な作業をしたそうです。明日は私たちのグループがバトンを受け継いで、一生懸命に刈ってまいりたいと思います。
夜ご飯にはオムライスをいただきました。冷蔵庫の状況をみながら急遽具材を変更したり、スプーンの代わりに小さなレンゲを用いるなど、皆のアイデアで完成したオムライスです。せっかくならと、「きかいじま!!」と1文字ずつケチャップで書きました。料理の過程でも、食後でも、笑いの絶えない素敵な時間でした。
最後に、皆で星を観に行きました。夏の大三角を見つけたり、綺麗に写真を撮る研究をしてみたり、哲学的な語らいが行われていたり、思い思いに喜界島の自然を楽しむことができました。
明日も引き続き農作業をさせていただくので、しっかりと睡眠をとり、備えて参りたいと思います。