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村おこしボランティア【太田町コース】での活動の様子

繋がりの中で生きる

太田町滞在7日目

本日も高梨商店さんでお手伝いをさせていただきました。午前中は前日に引き続き薪割りを行い、3日間かけて縦155cm、奥行き2mほどの薪を積み上げることができました。

体を動かした後に飲むジンジャーエールの美味しさは、言葉にできないほど格別です。

昼食にはガパオライスをいただきました。

地元で採れた新鮮な肉や野菜をふんだんに使った料理は、素材の味が生かされていて本当に美味しく、体も心も満たされました。

午後は「カレーシアター」というイベントの準備で、カレー作りを手伝いました。約50人分という大量の料理を仕込むのは初めての経験でしたが、その忙しさの中に、皆で一緒に作り上げる楽しさを見つけました。

作業が終わった後、外の食堂でヨガの先生と一緒にリフレッシュ。50キロもの薪を持ち上げた体もほぐれ、心身ともに整った気がします。

日が落ちてきた時、カレーシアターには多くの子供たちが集まりました。彼らの元気さには驚かされ、小さな体からあふれ出るエネルギーに圧倒されました。

普段、これほど年の離れた子供たちと接する機会がないので、最初はどう関われば良いのか少し不安でした。しかし、カレーを美味しそうに頬張る姿や映画に夢中になる様子を見て、その無邪気さに心が温まります。

ふと、自分が子供だった頃を懐かしく思い出しました 。

今回のレポートが、私が書く最後のレポートとなります。私たち4人の活動はまだ続きますが、私個人がこの秋田での体験を振り返りながら、感じたことや学んだことをここに記しておきたいと思います。

このボランティア活動を通して、農家さん、果樹園の方々、そしてお花屋さんなど、様々な職業の方々と出会い、交流する貴重な機会を得ました。

皆さんの働き方や生き方に触れる中で、「他人の真似ではなく、自分自身の人生を主体的に生きること」の重要性を改めて実感しました。

野菜の種を植え、実がなり、それを収穫し、料理として人々の食卓を彩る。その一連の流れの中で、人々が互いに繋がり、支え合っていることを強く感じました。この経験を通じて、食べ物一つ一つに込められた思いと、人々との繋がりの大切さを深く実感することができました。

植物も人間も、まっすぐに生きることだけが正解ではなく、時には斜めに構えたり、ストレスを受けながらも成長していくものです。

全ての過程には意味があり、その意味が静かに、しかし確かに私たちに「生きる意義」を与えてくれるのだと思います。

太田町でのこの貴重な経験が、今後の人生における選択や判断の糧となり、より豊かで充実した人生を送るための力となることを心から願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。