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村おこしボランティア【大槌コース】での活動の様子

本質的な体験

今日は大槌町での体験最終日

ある人は笑い、ある人は舞い、ある人は露骨にツーショットを撮りたがる。そんな晩の宴が明けあっという間に別れの時間。10日前は仲良くなれるか心配だったのが嘘のように、今は温和な雰囲気に包まれています。電車に乗り込んでからも余韻が絶えないこの間柄を本当に大事にしたいと思います!

さて、このECOFFを通じて僕が最も印象に残ったことを綴ろうと思います。僕は、お神輿を通じて自分の生き方の甘さに気づきました。先述の通り男性たちが神輿を担いで町を練り歩き神をもてなすのですが、その神輿が肩を抉るかと思うほど重い上それを担ぎながらぐるぐる回ったり川を渡ったりするのです。当日が雨だったこともあり、僕は重さと寒さに耐えきれずリタイアしてしまいました。正直これで満足していました。

ただ、それは違う。このお祭りの本質は(もちろん神事や信仰の面もありますが)自分の余裕がなくなるほど全力で何かに取り組めるかにあることを知りました。この頃は社会が精神的に優しいものになってきている反面、それに甘んじて限界への挑戦ができなくなっている。そんな今だからこそ、試練のような神輿に挑むのは自分の限界を越えるチャンスにもなり、そのような美しい姿を通じて現地の人と深く繋がることができる。僕の生き方の空虚さを思い知らされました。

大槌町では、この大槌まつりを通じて人々が繋がり合っているといいます。それはお互いが限界に立ち向かう姿を見るからこそ。それが神輿でも神楽でも虎舞や獅子踊りでも、本質的に関係性を育むことができることが大槌町の魅力だと感じます。

最後に、大槌町で出会った多くの方々のおかげで、この10日間を楽しく且つ真剣に過ごすことができました。本当にありがとうございました!次会うのは来年の大槌まつりかな、それともUSJかな、それとも…