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村おこしボランティア【さつま竹島コース】での活動の様子

気持ちのいい一日と議論とそして私と魚の戦いの行方

竹島での生活が始まって6日目になりました。10日の半分が過ぎ、後半に入った今日、午前中の最初の活動はディスカッションから始まりました。ディスカッションでは外から見た良い面、悪い面、竹島に住まれている方から聞いた良い面、悪い面を元に、どうやったらこの島に住みたいと思わせることが出来るのか、について各々それぞれの意見を出し合いました。

次に近くにある五輪塔という形のお墓を掃除しに行きました。五輪塔とは上から宝珠形の空輪、半月形の風輪、三角形の火輪、球形の水輪、方形の地輪、中台、下台で構成されています。起源は平安時代と古く、真言宗の開祖である空海が発案したと言われています。木の中にお墓が入っており、とても神秘的で綺麗でした。しかし、お墓の周りには草や竹が多くあり、お参りもできない状況にありました。最初は綺麗になるのか不安でしたが、いざやっていくとお墓が綺麗になっていく様がとても気持ちよく、最終的にはお参りができるくらい掃除をすることが出来ました。お昼ご飯を食べたあとは、海にはいる時に利用する坂の苔を、高圧洗浄機で除去する活動をしました。怪我をして針で縫ったりした人もいるくらい危険なところだったので、早めに除去できて良かったです。作業をしてる時高圧洗浄機を当てていったところが綺麗になっていき、つい夢中になってしまうくらい気持ちが良かったです。

しかし、教訓もありました。それは素足では絶対しないことです。素足ですると苔が勢いよく飛び散ってきて、素足にかなりのダメージを負ってしまうので、是非やる時は気をつけてください。苔の作業が終わり、次はお楽しみの海へ魚を取りに行きました。私はこの10日間で、魚をモリで取るという目標がありました。しかし、海にいった2日間のうち2日間とも魚との勝負に勝てず、三度目の正直!と意気込んで海に入りました。そして4時間に及ぶ死闘の結果、また何も得ることが出来ませんでした。私と魚の戦いは後日、また再試合を行うことに決定しました。私は何も取ることが出来ませんでしたが、一緒に魚を取りに行った竹島の方たちが魚やタコを合計8匹取っていました。私はそれを見て流石だなーと尊敬しつつ、自分も取りたいと言う気持ちがより一層強まりました。そして最後は取れたばかりのタコを使い、竹島の方たちとたこ焼きパーティーをしました。取ったタコを直接入れるという経験は、普段では出来ず貴重な体験となりました。他にも、取った魚は刺身にしてみんなで海の幸を美味しく頂きました。竹島の方たちとの交流も深めることができて、とても実りのある一日になりました。これからの残りの4日間は、目標でもある魚をモリで取るのを達成できるようにしつつ、竹島についての議論をもっと仲間たちと深めて行けたらいいなと思いしました。