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村おこしボランティア【徳之島コース】での活動の様子

コーヒー縁

電波の届かない場所でキャンプを張ったため1日遅れの投稿です。

最後のアースバック作業を終え、徳之島B日程もいよいよ大詰め。

荷物の見張りをするためにトラックでドナドナされてコーヒー園を巡りました。コーヒーの木は日の当たり方次第で実のつき方が変わります。収穫後から加工までの期間も重要です。この絶妙なバランスをとるために手間がかかります。一方で、コーヒー栽培では安く量産することが至上命題です。その結果背丈が低く、実を大量につける品種が開発され、機械化が進み、低賃金で雇われた労働者が収穫しています。

国産コーヒーならば1杯で高めのランチが食べられます。それこそが嗜好品です。富を築いた者、はたまた純粋に楽しむために奔走する者が求めるところです。しかし宮出さんは陽気に笑いながら言うでしょう。”一緒に泥浴びた人とじゃないとコーヒーは飲めない”と。

徳之島最後の晩餐にバーベキューをし、テントで夜を明かしました。今朝の目覚めは雨音と共に。全てが思い通りでは思い出に色彩は出ません。髪と服から滴りおちる雨水が、この土地との縁を強固にしてくれます。

まっさらだった初日から何を刻んだのか、何を思い残したのかを考えながら、最後の一日を過ごします。

追記:4枚目は午後に探索した鍾乳洞の写真です。膝上まで水に浸りながら進み、この滝に圧倒されました。