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正解のないまちづくりを、一緒に楽しむ伴走者

渡邊秀賢さんの村おこしボランティア

かみのやま温泉

募集情報

村おこしボランティア【かみのやま温泉コース】

  • 参加者層:大学生を中心としたプログラムです
    世話人の希望により、高校生から30代前後まで参加可能な場合があります。
  • 募集日程
    • 夏日程:2026年8月18日(火)〜2026年8月27日(木)
  • 参加形態:少人数制(1〜4名程度)
    はじめての方・1人参加がほとんどです。
    人数に関わらず実施され、事前相談は早めにエントリーされた方から行います。
  • 費用:46,900円(リピーターは3,000円引き)
  • スケジュール
    • 初日
      12:30ごろ かみのやま温泉駅で世話人と合流
      ※山形市から来る場合は、12:16発の在来線にお乗りください。
      ※東京方面から来る場合は東京駅を10:00発の新幹線にお乗りください。
      ※昼食は各自で済ませてください。
      ※それ以外のルートや時間で来られる場合も対応いたしますので、お申し込み後にご相談ください。
      12:45 宿泊場所着、活動開始
    • ボランティア中
      空き家のリフォーム(清掃・改修)
      ホタルの生息地の環境整備
      地域の子供たちとの交流
      ワイナリー見学
      そば打ち
      地域イベントの企画・参加
      果物狩り
      温泉に入る
      スキー
      宿場町「楢下宿」で一泊
      スイーツ巡り
    • 最終日
      14:35 宿泊場所から出発
      14:50 かみのやま温泉駅に到着
      15:00ごろ かみのやま温泉駅で解散
      山形駅に行く場合は、15:01発。東京方面へは15:12発。

※ 参加を確定するものではありません
※ 簡単な確認後、参加可否をご連絡します

まったりとした時間が、ここにはある。山形・上山市。

山形県上山市(かみのやまし)。新幹線の駅があり、温泉街があり、昔ながらの暮らしの空気が、まだちゃんと残っている場所です。

「NPO法人かみのやまランドバンク」の理事長として、この街のまちづくりに携わる渡邊秀賢(わたなべ・ひでたか)さんは、隣の南陽市に住みながら、長年この街とともに歩んできました。

上山市の地元不動産業者の三代目として、土地と人と街の変化をずっと見つめてきた人です。

村おこしボランティア【かみのやま温泉コース】では、渡邊さんと一緒に、この街が抱える「今」に触れながら、まちづくりのリアルな現場で動いていくことになります。

不動産業3代目が、まちづくりに踏み出したわけ

渡邊さんの父と祖父は、上山出身でかみのやまで不動産業に携わっていました。大学を卒業した渡邊さんはその仕事を引き継ぐ中で、かみのやまという街と深く関わるようになりました。

バブル崩壊後に不動産業界に入ったので実際はわかりませんが、過去の書類をみてもバブル期まで、土地の取引は今より「盛ん」で「雑」だったと渡邊さんは笑いながら話してくれました。

契約事なので大らかと言ってはいけないでしょうが、誰しもがそんな時代の話です。

でも時代は変わりました。

少子高齢化、過疎化。空き家と空き地がどんどん増え、街が急速に悪い方へ変わっていくのを、渡邊さんは仕事を通じて肌で感じていました。

「これはどうにかしなくちゃいけない」。そう思った渡邊さんは、上山市とタッグを組み、「かみのやまランドバンク」を立ち上げます。

行政と民間が一緒になって、街のことを本気で考える団体。当時も、今もあまり例がない形です。

ただ、活動を続ける中で渡邊さんが気づいたのは、空き家・空き地の問題を考えるより先にやるべきことがある、ということでした。

「地域の魅力がないのにそんなことをしても意味がない。結局は人が出ていってしまい、誰も近づいてこない。」

だからまず、街の魅力そのものを育てるところから始めようと、今も動いています。

「何もない」と言い続ける大人とそれを刷り込まれた子どもを、どうにかしたい──かみのやまの課題と可能性

渡邊さんが感じる、かみのやまの一番の課題。

それは、空き家の数でも、観光客の少なさでもありません。

「田舎の人って日本全国どこでもそうだと思うけど、すぐに『何もない』『つまらない』とか、そういうことばっかり言う。」

その言葉を聞いて育った子どもたちは、「この街つまんない」という感覚を刷り込まれていく。大人も子どもも、自分たちの街を卑下するスパイラルにはまってしまっている。それが渡邊さんの見ている現実です。

だからこそ、ECOFFを通じて外からやってくる若者たちの存在は、単なる「人手」ではないと渡邊さんは言います。

渡邊秀賢さん

渡邊秀賢さん

ECOFFで参加してくれる人が『この街、何もなくはないよ』と言ってくれることが、地域の人にとっては逆に気づきになってくるんです

見慣れない若者たちが街を歩く。それだけで「何が起きてるんだろう?」と街への興味が生まれる。数字にはできないけれど、すべてはそこから始まる、と渡邊さんは信じています。

かみのやまには温泉があり、少し足を伸ばせば蔵王(ざおう)もある。でも渡邊さんが一番伝えたい魅力は、もっとシンプルなものです。

「なんか『まったりと過ごせる』というのがいいところだと思う。」と。

ホタルを見に来てくれた──過去の参加者と、この街に残ったもの

かみのやまでの受け入れには、これまでにもいくつかのエピソードが積み重なっています。

参加者たちが一緒に空き家を片付けたり、カフェにするリノベーションを手伝ったり。プロに教わりながら、フローリングを張った学生たちもいました。DIYの経験などまったくなかった子たちが、ちゃんと「形」を残して帰っていった。

ホタルの保全活動を手伝った学生たちには、「見られる時期にまた来てね」と伝えた。すると本当に、ホタルの季節に訪ねてきてくれて、携わった地域の方のお家でまたお世話になったり。

「この場所を知ってくれただけでもいいのかな、と思っています。」

渡邊さんはそう言います。数字ではなく、そういうひとつひとつのつながりを、この街の変化として受け取っています。

地域の人たちも変わっていきました。「またECOFFの子は来ないの?」と今でも言われると言います。共同作業が生んだ一体感は、終わってからも地域の中に残っているのです。

「不安を楽しめる人」に来てほしい──渡邊さんの信念とスタンス

渡邊さんは、参加者に「これを感じてくれ」とはあまり言いません。

「自分たちが置かれている状況をどう感じ取るかという部分と、自分が住んでいるところと比較して、自分の中で考えたり感じたり、いろんな感情を持ってもらえたらそれでいい。」

接し方については、「来てくれてありがとうという気持ちはありつつも、来たからには地域住民の1人として接したい」と言います。

過保護にはしない。でも、手が届くところでちゃんと見守る。つかず離れず、という感覚です。

「近すぎても成長にはならない」という言葉に、渡邊さんの考え方がよく表れています。

不安を感じる参加者に対してのメッセージも、やさしいけれど芯があります。

渡邊秀賢さん

渡邊秀賢さん

不安だから逆に何もできない、というよりは、『不安を楽しめるような人』が来てもらうと一番いいですよ

与えられた環境の中で、自分なりに楽しさを見つけられる人。そういう人にとって、かみのやまはとてもいいフィールドになるはずです。

かみのやま温泉コースの内容と気になる基本情報

おおまかなスケジュール

午前・午後に分けて活動(目安:9時〜17時)
朝の早起きや夜間の作業はなし
夜にイベントがある場合は、昼間にゆとりを設けるなど、シーズンと状況に合わせて柔軟に調整
毎回同じルーティンにはならない。来るメンバーとシーズンで中身が変わる

活動の例

空き家の片付け・改修作業への参加

自分たちが入る公衆浴場(温泉)の掃除

農作業・果物や野菜の手入れ(季節による)

地元のお店でのサービス業体験・料理補助

街のサイクルマップ制作など観光系プロジェクト

空き家の改修プランを自分たちで立てる企画作業

地域イベントへの参加・運営補助

※参加者の体力・興味・適性に応じて渡邊さんが臨機応変に調整します。「これをする」という限定はなく、来るメンバーによって内容が育っていくコースです。

宿泊・生活環境

宿泊場所:温泉街の中心にある市のお試し移住施設
構造:2階建て・玄関2つのセパレート型。男女で階を分けて利用可能
お風呂:徒歩圏内の公衆浴場(温泉)を毎日利用 ※毎日温泉に入れます!
トイレ:2カ所あるので男女別に分けられます
駅まで:徒歩5〜6分。自転車があればどこへでも移動できる利便性

食事

参加者同士の自炊生活も村おこしボランティアの醍醐味

基本は自炊。1階の共同キッチンを使用
地元の「作業」のお手伝い次第で「まかない」が出る可能性も
買い物・外食できる店舗も徒歩圏内にあり

オフの日の過ごし方

江戸時代に宿場町として栄えた楢下宿では納豆あぶり餅や甘酒を楽しめる
春日程では奇祭「加勢鳥」(毎年2月11日開催)を見学できることも
上山市内を見下ろしてまったり。遠方の高層ビルは知る人ぞ知るタワーマンション

参加者で計画を立てて電車・バスで外出
蔵王など周辺の観光スポットへ
渡邊さんが案内できる場合は、車で連れていってもらえることも

持ち物

持ってこなくていいもの(こちらで準備あり)
シャンプー・タオルセット

持ってきてほしいもの
動きやすく、汚れてもいい服(夏・春共通)
帽子(特に夏)
春〜冬は:東京の薄い上着より一枚厚めのアウター・滑りにくい靴

※作業着・長靴・手袋などの本格的な装備は不要です。

DNAに刻まれた原風景を、思い出して欲しい──かみのやまが問いかけること

「日本の原風景を未来に残す、とはどういうことか」。

そう聞かれた渡邊さんは、少し間をおいてから、こう言いました。

原風景というのは「景色」ではなく、人間のどこかに染み付いた「DNA」なのではないか、と。

協力したい、誰かのために動きたい、そういう気持ちがなぜか湧いてくるのは、農村の暮らしや、助け合いの文化が、まだ私たちのDNAの中に生きているからではないかと。

渡邊秀賢さん

渡邊秀賢さん

誰かのためでなくてもいい。自分のためだけでもいいから、そういう『思いやる気持ち』を持ってもらうことが、日本人の中にある原風景の部分になるのかなと思っています

かみのやまに来ることは、何かを「学ぶ」旅ではないかもしれません。でも、自分の中にもともとあった何かを「思い出す」旅になる可能性は、十分にあると思います。

まだ参加するか迷っているなら、「気軽に来てもらえればいい」という渡邊さんの言葉を、そのまま受け取ってほしいのです。

新幹線も止まる、温泉もある、コンビニも徒歩圏内。秘境でも修行でもない。それでも、何かが変わる場所が、ここにはあります。

かみのやま温泉コースは、地方創生の現場に「まるごと」飛び込める、ECOFFの村おこしボランティアの中でもユニークなコースです。

活動内容が参加者のメンバーと状況によって変わっていくため、「正解のない問い」に向き合う力や、与えられた環境の中で自分の面白さを見つける力が、自然と育まれていきます。

何かに迷っている大人や大学生、場合によっては高校生も一度来てみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 農業やボランティアの経験がなくても、本当に大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。渡邊さんの方針は「難しいことをさせるつもりはない」というもの。実際にDIYが初めての学生がプロに教わりながらフローリングを張った実例もあります。参加者の体力・経験・興味に合わせて、渡邊さんが柔軟に活動内容を調整してくれます。

Q. ひとりで参加する学生は多いですか?

A. ECOFFでは一人参加が大半です。かみのやまコースでも、最初は見ず知らずだった参加者同士が、10日間の共同生活を通じて親友と呼べる関係になったケースが多くあります。渡邊さんも「地域住民の一人として」温かく迎え入れてくれるので、一人でも安心して飛び込んできてください。

体験記

参加者の声

宿泊施設について

滞在先は、温泉街の中心にある市のお試し移住施設です。建物は玄関が2つあるセパレート型の2階建てとなっており、階層を分けて男女で居住できるため、プライバシー面も安心です。

この暮らしの最大の魅力は、なんといっても毎日温泉に入れること。徒歩圏内にある公衆浴場へ通うスタイルで、地元の日常に溶け込みながら、心も体もリフレッシュできる贅沢な時間を過ごせます。

施設内にはトイレが2カ所備わっており、男女別々で利用可能です。最寄駅からも徒歩5〜6分という好立地で、自転車があれば近隣の散策や移動も自由自在。

観光地としての華やかさと、地域住民としての暮らしやすさを両立した環境が整っています。

よくある質問

できます。

ECOFFは、経験よりも「やってみたい」という気持ちを大切にしています。多くの参加者が未経験からのスタートです。

主に大学生・若者世代を対象としていますが、プログラムによっては社会人の参加も可能です。

※詳細は各募集ページをご確認ください。

宿泊費・食費・プログラム運営費などが含まれます。

交通費は原則自己負担です。

可能です。

ただし、参加可否はそれぞれ個別に判断されます。

コースごとに異なります。

数日〜2週間まで幅があります。

原則できません。

プログラムは全期間参加を前提に設計されています。

作業しやすい服装・汚れてもよい靴が基本です。

詳細な持ち物についてご質問やご不明点がある場合は、参加確定後にご案内するLINEグループでご相談ください。

参加を検討している日程を選択してください

※この時点では正式な申込みではありません。
※内容を確認のうえ、事務局または世話人からご連絡します。