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家族のように接してくれる、あたたかい人

竹内功さんの村おこしボランティア

宝島

募集情報

村おこしボランティア【宝島コース】

  • 参加者層:大学生を中心としたプログラムです
    世話人の希望により、中学生以上であれば年齢制限なく参加可能な場合があります。
  • 募集日程
    • 仮夏日程:2026年8月24日(月)〜2026年9月2日(水) 【9泊10日】
  • 参加形態:少人数制(1〜4名程度)
    はじめての方・1人参加がほとんどです。
    人数に関わらず実施され、事前相談は早めにエントリーされた方から行います。
  • 費用:46,900円(リピーターは3,000円引き)
  • スケジュール
    • 初日
      21:00 鹿児島港のフェリーとしま待合所で参加者集合
      ※ECOFFからの同行スタッフはおりません。事前に作成するLINEグループを使い参加者同士で合流してください。
      23:00 鹿児島港から宝島へ出発
    • 2日目
      11:30 宝島到着・オリエンテーション
    • ボランティア中
      地元の農家さんと共に農作業(開拓作業、植え付け作業など)
      休憩時間などに自然体験(島一周、鍾乳洞探検、BBQ、キャンプファイヤーなど)
    • 最終日
      5:10 宝島から鹿児島港へ出発
      18:20 鹿児島港到着・解散
      ※フェリー到着が遅れる可能性もあるのでご注意ください。鹿児島港から鹿児島空港までは2時間ほどかかります。
  • 備考

    現在の日程は暫定的なものとなっております。正式な日程につきましては、十島村営フェリーの運航スケジュールが確定した後に決定いたしますので、あらかじめご了承ください。

※ 参加申し込みではありません
※ 募集開始時にメールでお知らせします

ないない尽くしの楽園「宝島」へ、とけこみに。

鹿児島県十島村・宝島。

フェリーで13時間。週に2便しか船はきません。横断歩道もない、警察もない、飲食店も一軒もない。「ないない尽くし」の島です。

それでも、竹内功(たけうち・いさお)さんと寿恵(としえ)さん夫妻は2011年にここを選び、子どもが生まれ、今では5人家族で暮らし続けています。

村おこしボランティア【宝島コース】では、その島の日常のど真ん中に、参加者を招き入れてくれます。

「ビビッときて、移住した」あの時の直感

移住前、功さんは東京で建築の仕事をしていました。アウトドアが好きで、キャンプや自然の多い場所へよく出かけていた。でも、移住は考えていなかった。

寿恵さんは、帽子メーカーのデザイナーとして、東京と海外を行き来する忙しい日々を送っていました。韓国、ヨーロッパ。充実しているようで、体への負担も頭から仕事が離れない感覚も、じわじわと積み重なっていた。

「キャパオーバーだったのかもしれない」と寿恵さんは振り返ります。

そんな時期に、たまたまあるウェブサイトで「宝島」という文字を見つけます。

「あなたの夢叶えませんか」というキャッチコピーと、横断歩道もない、警察もない、何もない島の説明。それを読んで、寿恵さんはそのストーリーの中に引き込まれたといいます。

「ビビッときて、移住した」

そういう言葉がぴったりの、直感的な選択でした。

応募して、下見に行ったのは梅雨明けの日でした。ちょうどトビウオが大量に入った日で、島のおじいちゃんおばあちゃんが総出で漁に集まっていた。その活気とエネルギーに触れて、寿恵さんの気持ちは決まりました。

功さんはといえば、冷静に家の様子や生活環境を確かめていたそうです。直感で動く寿恵さんと、現実を見る功さん。そのふたりが力を合わせて、今の宝島を作っています。

130人の島で、複業複業また複業

現在の宝島の人口は約130人。功さんたちが移住した頃は100人ほどで、その後、一時は150人ほどまで増えましたが、近年は人口減少が進んでいます。

今、竹内さん夫妻が取り組んでいるのは、農業・漁業などの1次産業から、加工品づくり、そして観光業まで。

「複業、複業、また複業」と功さんは笑います。

一個一個の規模は小さいけれど、それを重ねることで島の暮らしを支えています。

2026年の春には、念願のゲストハウスもオープンしました。移住当初に計画書に書いた夢が、ようやく形になりました。

課題は、人口の問題です。島には高校がないため、子どもたちは中学校を卒業すると島を出ていきます。移住者が増えても、定住に至らないこともある。

「関係人口を増やさないと、地域が捨てられていく」と功さんは話します。

住む人を増やすことだけが答えではない。宝島を好きな人、関わり続けてくれる人を、少しずつ増やしていくこと。そういうことを、今は大切にしています。

一方で、島の好きなところを聞くと、功さんは迷わず答えます。

竹内功さん

竹内功さん

時間の使い方が、自分の思った通りにできる。余計なものがないから、シンプルに集中できます

余計なものがないから、大切なものがよく見える。そういう場所なのかもしれません。

「挨拶してもされなかった」。それでも続けた理由

ECOFFの受け入れを始めた頃、島の人たちは若者の集団に戸惑っていたといいます。

ボランティア参加者が挨拶しても、最初はなかなか挨拶が返ってこなかった。観光客も少ない島で、見知らぬ若者の集団はそれだけ「珍しい存在」だったのです。

でも、受け入れを続けるうちに、変わっていきました。島に若者の賑わいが生まれることを、地域の人たちが楽しみにするようになっていきました。

ボランティア参加者と島の子どもたちが一緒に遊ぶようになり、おじいちゃんおばあちゃんが昔の技術を教えてくれるようになりました。

竹内功さん

竹内功さん

ボランティアさんはいい子が多いから、高齢者にも寄り添ってくれる。そうすると高齢者も可愛いからいろいろ教えてくれます

そういう交流が、自然に生まれていくのだといいます。

リピートしてくれる参加者も多く、子どもが生まれてから家族で来てくれた人もいます。毎年東京・池袋で開かれる離島の祭典「アイランダー」に顔を出してくれる人もいます。つながりは、ボランティア期間が終わっても続いています。

「見て、感じて、自分だったらどうするか考えてほしい」

功さんは、参加者に対してあまり構いすぎないようにしているといいます。自由な時間を大切にして、距離を保つ。でも、何か足りていそうなことがあれば、さりげなく声をかける。盛り上がっていなければ、さりげなく盛り上げる。必ず、見守っています。

「特にこういう子に来てほしい」というわけではないと、功さんははっきり言います。

「どんな方もウェルカムです」

ただ、ひとつだけ伝えたいことがあります。

竹内功さん

竹内功さん

自分だったらここでどうするか、どう感じるか。それを、動かないまでも、ずっと考えながら過ごしてほしいですね

都会との違いを感じた時、その「こっちのほうがいいな」という感覚を、自分の中でちゃんと確かめて帰ってほしい。そういう思いで、接しているのだといいます。

畑、加工、海、星空…。島の全部が、体験になる

宝島コースでは、主に畑仕事、加工品づくり、観光ツアーのサポート、そして集落の活動のお手伝いをします。

農業が初めてでも大丈夫です。「コツコツした単純作業の積み重ね。誰でもできる軽作業です」と功さんは話します。

1日のおおまかなスケジュール(夏の例)

朝7時に集合して、午前中の作業は11時まで。日中の暑い時間帯はお昼休憩で、午後は14時から17時に作業をして、それ以降は自由時間になります。

夜は星を見に行ったり、キャンプファイヤーをしたり。

釣りが好きならば釣り場に連れて行ってもらえますし、小さな船に乗って海を一周することもできます。

鍾乳洞に行ったり、ヤギと遊んだり。島の子どもたちが観光案内してくれることもあります。

食事・宿泊について

宿泊施設に滞在しながら、基本的に三食みんなで自炊です。食材は竹内さんが用意してくれます。

宝島には飲食店はありませんが、朝1時間・夕方2時間開く売店があり、小さなコンビニのように日用品や食料品が揃っています。自動販売機もあります。

病院は診療所が1軒で、看護師さんが1人います。郵便局もあります。コンビニや薬局は島にありませんので、必要なものは事前に準備しておくと安心です。

集落の直径はだいたい300メートル。歩けばすぐ端まで行ける、小さな島の暮らしです。

お宝は、今ここに埋まっている

功さんは、日本の原風景を残すとはどういうことかという問いに、こう答えてくれました。

「自助共助だと思います。思いやりだと思います」

自分だけでは守れない。周りと関わらなければ残せない。その言葉は、15年間この島で暮らしてきた人の、リアルな実感から出てくるものだと思います。

竹内功さん

竹内功さん

宝島では、都会では絶対に体験できない感覚が待っている。遠くて行きづらい地域だからこそのお宝が、今ここに埋まっている。ぜひ、それを見つけに来てください

フェリーで13時間。週2便しかない船に乗って、130人の島に飛び込む。その不便さの向こう側に、何かがあるのかもしれません。言葉にしなくていいです。うまく説明できなくていいです。ただ、何かを感じてほしい。

宝島コースは、「何もない」ことが最大の魅力のコースです。ないからこそ見えるもの、ないからこそ生まれる時間があります。「自分だったらここでどう生きるか」を、島の風の中で考えてみてほしいと思います。

竹内さん夫妻と一緒に過ごした10日間が、きっとあなたの中に小さくても確かな何かを残してくれるはずです。

体験記

参加者の声

宿泊施設について

活動期間中は、世話人のゲストハウス(管理人あり)に宿泊します。

男女別の相部屋を基本とした、シンプルで清潔な滞在環境で、寝具・シャワー室・ヘアドライヤー・洗濯機など、生活に必要な設備は揃っています。

エアコンはありませんので、島の空気を満喫してください。

食事は自炊が基本で、共有キッチンを利用します。なお、食材や調味料は世話人が準備します。

よくある質問

できます。

ECOFFは、経験よりも「やってみたい」という気持ちを大切にしています。多くの参加者が未経験からのスタートです。

主に大学生・若者世代を対象としていますが、プログラムによっては社会人の参加も可能です。

※詳細は各募集ページをご確認ください。

宿泊費・食費・プログラム運営費などが含まれます。

交通費は原則自己負担です。

可能です。

ただし、参加可否はそれぞれ個別に判断されます。

コースごとに異なります。

数日〜2週間まで幅があります。

原則できません。

プログラムは全期間参加を前提に設計されています。

作業しやすい服装・汚れてもよい靴が基本です。

詳細な持ち物についてご質問やご不明点がある場合は、参加確定後にご案内するLINEグループでご相談ください。

※この時点では正式な申込みではありません。
※内容を確認のうえ、事務局または世話人からご連絡します。