種子島と学生の架け橋
山田文香さんの村おこしボランティア
種子島
募集情報
村おこしボランティア【種子島コース】
- 参加者層:大学生を中心としたプログラムです
世話人の希望により、高校生以上であれば年齢制限なく参加可能な場合があります。 - 募集日程
- A日程:2026年8月3日(月)〜2026年8月12日(水) 【9泊10日】
- B日程:2026年8月17日(月)〜2026年8月26日(水) 【9泊10日】
- C日程:2026年8月31日(月)〜2026年9月9日(水) 【9泊10日】
- D日程:2026年9月12日(土)〜2026年9月21日(月) 【9泊10日】
- 参加形態:少人数制(1〜7名程度)
はじめての方・1人参加がほとんどです。
人数に関わらず実施され、事前相談は早めにエントリーされた方から行います。 - 費用:46,900円(リピーターは3,000円引き)
- スケジュール
- 初日
- 12:00~12:30 「高速船トッピー」乗船手続き
- 12:30 鹿児島本港南埠頭 種子・屋久高速旅客ターミナルにて参加者集合
※ECOFFの同行スタッフはおりません。事前に作成するLINEグループを使い参加者同士で合流してください。 - 13:00 「高速船トッピー」に乗船し、種子島 西之表港へ出発
- 14:35 種子島 西之表港到着
- 14:55 路線バス(南種子町方面)に乗車
- 15:57 「長谷(はせ)」バス停で下車、現地世話人と合流
- ボランティア中
- 農家さんとともに農作業
- 空き時間等を使って自然体験
- 最終日
- 13:45 種子島 西之表港で「フェリー プリンセスわかさ」に乗船鹿児島港へ出
- 17:25 鹿児島港 到着・解散
- 初日
「のっちーよ!」が響く島、種子島。ロケットの島で土と人に触れる10日間

鹿児島県南種子町(種子島)で暮らす山田文香さんは、鉄砲伝来の歴史やロケット発射場、そして豊かな農業が息づく島で、地域の営みを次世代につなぐ「関係人口づくり」に取り組んでいます。

村おこしボランティア【種子島コース】では、参加者とともに旬の農作業や古民家での共同生活を行い、観光だけでは見ることのできない「島の日常」を深く体験できます。
都会の会社員から「ちょうどいい」島の嫁へ。運命を変えたECOFFでの出会い
移住前、山田さんは京都の医療機器メーカーでインストラクターとして多忙な日々を送っていました。全国各地、時には離島や山奥の病院まで飛び回る生活の中で、彼女を癒やし、魅了したのは趣味のダイビングで訪れる島々の風景でした。
しかし、島に通い続けるうちに興味の対象は海の中から、その上で営まれる「暮らし」へと移っていきます。
「島ごとに異なる文化や伝統、人々の生活をもっと深く知りたい」。そう願うようになった山田さんは、観光客という立場を超えて地域に飛び込むため、ECOFFのボランティアとしてトカラ列島の「宝島」へ向かいました。

そこで経験した「ガッツリと島の生活に溶け込む」10日間が、彼女の価値観を180度変えることになります。「いつか島に住みたい」という憧れは、この時「島で生きていこう」という確信に変わりました。
移住先を探す際、山田さんが大切にしたのは「ちょうどよさ」でした。
「人口100人ほどの小さな島は生活に少し勇気がいるけれど、都市部すぎても移住する意味がない」。島ならではの田舎らしさを持ちながらも、大きな病院やスーパーがあり、暮らしの基盤が整っている種子島は、山田さんにとって「島の中でもちょうどいい、暮らしやすい場所」でした。
都会と島、それぞれの良さを知る彼女にとって、その絶妙なバランスこそが種子島を選ぶ決め手となったのです。
約10年前、ECOFFの活動を通じて現在の旦那様と出会ったことが最後の一押しとなり、種子島への移住を決意。

当初は「余所者(よそもの)」として馴染めるか不安もありましたが、鉄砲伝来の昔から外からの来訪者に寛容な種子島の人々は、彼女を「あそこの孫のお嫁さん」として、まるで本当の家族のように温かく迎え入れてくれました。
三つの町を繋ぐ「外からの風」。農業と関係人口が描く島の未来
今の山田さんの主な仕事は、家族で営むタンカン(みかん)農家です。それと並行して、自身で法人を立ち上げ、農業体験やワーケーションの受け入れといった「関係人口づくり」にも奔走しています。

種子島の好きなところは、温帯と亜熱帯の境目にある独特の生態系と、鉄砲伝来の昔から続く「外から来る人に対して寛容」な気質。一方で、一つの島の中に三つの自治体が存在することによる「見えない分断」が地域の課題だと感じています。
山田文香さん
同じ島なのに、町が違うだけで交流が少ないのはもったいない。民間からその壁を壊していきたいんです
若い参加者がエリアを跨いで活動することで、農家さん同士に新しい会話が生まれ、島全体が一つのチームとしてまとまっていく。そんな変化に確かな手応えを感じています。
虫嫌いだった子が「草刈り機」を操るまでに。成長を見守る10日間

これまでの参加者には、種子島という名前に惹かれてやってくる、農業も島暮らしも全くの初めてという学生が多くいます。
山田文香さん
最初は虫を見て叫んでいた子が、10日経つ頃には平気な顔でバリバリと草を刈っている。そんな逞しい変化が見られるのが何よりの喜びです
山田さんが大切にしているのは、単なる作業のお手伝いではなく、「農家の暮らしそのもの」を感じてもらうこと。作業着を泥だらけにし、農家さんとお昼ごはんを囲み、時には将来の夢を語り合う。

最初は緊張していた学生が、最後には農家さんを「じいちゃん、ばあちゃん」と呼び、いじり合えるような深い関係性が築かれる。そんな、都会の日常では得られない「血の通った交流」を何よりも大切にしています。
「三方よし」の精神で。素直に「知る」ことから始めよう
山田さんが大切にしているのは「またね(のっちーよ)と言い合える関係」を築くことです。
山田文香さん
自分たちのビジョンに共感し、まずは素直に土地を『知ろう』としてくれる人」に参加してほしいですね
目指すのは、参加者が「また来たい」と思えるだけでなく、受け入れ側の農家さんも「助かった、また来てほしい」と心から思える「三方よし」の交流です。そのためには、参加者自身も「どうすればお互いに良い関係を作れるか」を考えて行動することが重要だと伝えています。

「人口減少を解決しなきゃ」と肩肘を張る必要はありません。まずは出会い、知り、好きになること。その素直な姿勢が、結果として地域に一番の活力を与えてくれるのです。
種子島での「農家の暮らし」そのものに深く入り込む、特別な10日間
種子島コースは、単なる「収穫体験」や「観光」では終わらない、島の営みを肌で感じる特別な10日間。具体的な活動内容について紹介します。
旬の農作業を通じた「農家の日常」への参加

種子島コースの活動の軸は、現地の農家さん宅での農作業です。3〜5軒の受け入れ農家さんに分かれ、その時期に最も必要な作業をお手伝いします。
扱う作物は、タンカン、安納芋、スナップエンドウ、マンゴーなどのほか、神事や供え物に使われる榊(サカキ)など、種子島の風土を感じるものばかり。

収穫の瞬間だけでなく、その作物を育てるための日々の手入れや、農家さんの1年を通した仕事のプロセスを共有していただくことで、「農業」という「暮らしそのもの」を深く体験できます。
種子島の魅力を五感で味わう1dayアクティビティ

滞在中に1日は、島を巡る観光日を設けています。観光も種子島を知る大切なプログラムと位置付け、山田さんは「オフ日」や「休み」などとは言わず、あえて「観光を学ぶ日」としています。
大自然を感じる海や川でのアクティビティはもちろん、種子島宇宙センターで宇宙へのロケット射場を見学するなど、観光客としてではなく、島の住人のような視点でその魅力を再発見しましょう。
参加にあたって大切にしたい姿勢

「農業や田舎暮らしに少し興味がある」「新しいことを知ってみたい」という、そんな素直な好奇心を持つ方なら、初心者の方でも大歓迎です。
最初から大きな社会課題(人口減少など)を解決しようと意気込むことよりも、「まずは、知ることから始める」という姿勢が大切です。種子島の土地で、農家さんの生き方に触れ、その背景にある想いやビジョンに共感し、一緒に活動を楽しんでいただける方には、ぴったりのコースです。
「楽しかった」だけで終わらせない、あなたの価値観を少し広げるような、濃密な種子島での暮らしを共に体験しましょう。
種子島の自然に溶け込む、古民家での共同生活
種子島コースの拠点となるのは、農家さんが所有する築50年以上の古民家です。都会の喧騒を離れ、自然の営みをダイレクトに感じられる特別な場所で、10日間の共同生活を送ります。
参加者とともにDIYで作ったお風呂と、静かな古民家暮らし
滞在先は、周りに民家がほとんどない「ポツンと一軒家」。夜には満天の星が頭上に広がる、この上なく静かで贅沢な環境です。
建物はこれまでの参加者や農家さんがDIYで少しずつ改修してきた、温かみのある日本家屋です。

個室はなく、男女別の大部屋で畳と襖に囲まれて眠るスタイルです。
この暮らしの大きな特徴は、掃除や洗濯などの家事も、すべて参加者同士で協力して行う共同生活です。不便さを楽しむ知恵や、共に暮らす仲間との絆を深めてください。
自炊で育む、島の食材との向き合い方

朝・夜: 参加者による自炊です。調理器具は一通り揃っていますので、地元の食材を活かした料理に挑戦してみてください。
昼: 農作業の合間に、農家さんと一緒に食事をしたり、ご馳走になったりします。旬の食材をいただきながら、農家さんとの会話も楽しむ大切な時間です。
※買い出しについては、徒歩圏内にコンビニ等はありません。スーパーまでは車で15分ほどかかるため、基本的には世話人が定期的に買い出しをサポートする体制をとっています。
生活の心得
周りに民家がないため、大声を出しても響くような、心ゆくまで自分たちのペースで過ごせる環境です。一方で、古民家ゆえの不便さや、自分たちで管理する共同生活という側面もあります。
すべてを「お世話してもらう」のではなく、「自分たちの手で暮らしを作る」という感覚を大切にできる方にとって、ここでの10日間は、心豊かな体験となるはずです。
種子島の農家さんと共に、巡る時間

種子島での10日間は、自然のサイクルと農家さんの暮らしに合わせて流れていきます。早起きして太陽とともに動き出し、夜は星空を見上げながら今日を振り返る。そんな、都会では味わえない「健やかな日常」がここにはあります。
ある1日のモデルスケジュール

07:00|起床・朝食
当番制で朝ごはんを準備します。今日一日を元気に過ごすための大切な時間です。
08:00〜08:30|農作業スタート
各受け入れ農家さんが車でお迎えに来てくれます。それぞれの農作業の現場へ出発!
09:00〜17:00|農作業ボランティア
農家さんと共に、その時期・その季節に欠かせない作業に向き合います。お昼休憩は農家さんと一緒に、畑やご自宅で食事を囲みます。
17:00|帰宅・お風呂・夕食
宿へ戻ったら、夕食をみんなで協力して作りながら、DIYで作ったお風呂で汗を流します。
20:00〜|振り返りミーティング
この日のハイライト。それぞれ異なる農家さん先で体験した作業や、農家さんの想い、そこで感じた気づきをシェアします。自分が行っていない場所の学びを共有することで、島全体への理解が深まります。
21:00〜23:00|フリータイム
ここからは思い思いの時間を。トランプで盛り上がったり、夜風にあたりながら満天の星空を眺めたり。何もないからこそ、仲間との会話や静寂が心地よく感じられる時間です。
23:00|就寝
明日の作業に備えて、しっかり体を休めます。
種子島の暮らしを快適に楽しむために
種子島での活動は、農作業と古民家での共同生活が中心です。現地の環境をより快適に、そして心ゆくまで楽しむために、以下の準備をお願いしています。
【必須】農作業の基本装備
農作業は本格的な体験となります。以下のアイテムは必ずご持参ください。
- 長靴
- 作業用手袋
- 帽子
- 汚れてもいい服(ケガや日焼け防止のために長袖・長ズボンを着用ください)
【推奨】あると安心!先人たちの「おすすめリスト」
過去の参加者が「これを持ってきてよかった!」と共有してくれた、暮らしを快適にするアイテムです。
- 虫対策グッズ:古民家や畑での活動では、季節によって虫が出ることがあります。虫よけスプレーや、虫刺されの薬は必須級の備えです。
- 室内用スリッパ:古民家での生活をより快適に過ごすために、室内履きがあると便利です。
- 防寒・調整用ウェア:「種子島=常夏の南国」というイメージがあるかもしれませんが、実は風が非常に強い島です。季節によっては肌寒さを感じることも多いため、羽織れるものやブランケットなど、体温調節ができる衣類を必ず用意してください。
準備のヒント
参加が決まった後には、グループLINEなどを通じて、過去の参加者がアップデートしてきた「今の季節に必要なものリスト」も共有します。先輩たちが積み上げてきた知恵も借りながら、万全の準備で種子島へお越しください。
土地らしさを「知る人」を増やすこと。それが風景を守る力になる

「日本の原風景を未来に残すとは、その土地らしさを理解し、知る人を増やすことだと思う」と語る山田さん。人口が減っていく現実は変えられなくても、その土地の価値を分かち合う「仲間」を増やすことはできる。それが山田さんの信念です。
最後に、参加を検討している方へメッセージをいただきました。
山田文香さん
今まで来た子たちはみんな、種子島を大好きになって帰っていきました。ここには、都会では出会えない温かい人たちと、一生モノの景色が待っています。自分にできるかな?という不安は置いて、ぜひ安心して、この島に溶け込みに来てください!
2026年夏のインターン生
中野愛子(あいちゃん)ーA,B日程
皆さんこんにちは!私は2025年春C日程に参加しました。
種子島コースでは、島の自然を感じながら、地域の方と同じ目線で活動できる機会に恵まれています。人との温かい関わりの中で、毎日たくさんの発見や学びがありました。
初めて参加する方も、リピーターの方も大歓迎です(^^)
ぜひ一緒に、充実した10日間を過ごしましょう~!
野口嘉穂(かほ)ーC,D日程

去年の今頃、何度も申し込むか迷っていましたが、勇気を出して申し込みました。
参加前は、初めて訪れる土地や人との出会いに不安も大きかったですが、種子島で過ごした日々はとても貴重な経験になりました。また、このボランティアを通じて出会えた人々との縁にとても感謝しています。
色々な気持ちを抱いて参加を決めた皆さんと、一緒に素敵な時間を過ごせたら嬉しいです。
村おこしボランティア【種子島コース】
※この時点では正式な申込みではありません。
※内容を確認のうえ、事務局または世話人からご連絡します。
体験記
- 種子島 体験記
お別れの日。のっちーよ!
- 種子島 体験記
作業最終日で実感した農業の奥深さ
- 種子島 体験記
種子島(南種子町)を全力で満喫した1日を振り返ってみた
参加者の声
匿名希望(2019夏日程)
匿名希望(2019夏日程)
匿名希望(2023夏日程)
匿名希望(2022年春日程)
アクセス情報
◆ 行き:種子島へは、鹿児島港から「高速船トッピー&ロケット」に乗船して向かいます。
各地の空港 → 鹿児島空港
- 東京成田から:ジェットスター
- 東京羽田から:ANA、JAL、スカイマーク、ソラシドエア
- 静岡から:FDA
- 名古屋から:ANA、スカイマーク、ソラシドエア
- 大阪伊丹:ANA、JAL
- 大阪関西から:ピーチ
- 神戸から:スカイマーク
- 松山から:JAC
- 福岡から:JAC
- 沖縄から:ソラシドエア
鹿児島空港 → 鹿児島中央駅(所要時間40分〜60分)
- 鹿児島空港連絡バスをご利用ください(1,400円)
鹿児島中央駅 → 鹿児島港(南埠頭)(所要時間約10分)
- 路線バス(カゴシマシティービューまたはドルフィン号)を利用し、「ウォーターフロントパーク」または「高速船ターミナル」まで行くと近いです(160円~190円)
※桜島の方を向いて海に向かって歩けば、到着します。
天文館(市内繁華街)→ 鹿児島港高速船ターミナル(徒歩15分〜30分)
- 徒歩で鹿児島港高速船ターミナルのある鹿児島港(南埠頭)へ移動
鹿児島港高速船ターミナル → 種子島(西之表港)
- 高速船トッピー&ロケットをご利用ください。(片道11,000円、学割9,200円)
※15㎏以上の大型荷物は追加料金がかかります。ご注意ください。
種子島(西之表港)14:55発 → 南種子町(長谷バス停)15:57着
- さんまりん観光「長谷(はせ)」バス停(片道1,360円)
◆ 帰り:種子島からは、「フェリープリンセスわかさ」に乗船してお帰りください。
※行きと帰りで交通手段が異なりますのでご注意ください。
種子島(西之表港)13:45発 → 鹿児島港(南埠頭)17:25着
- フェリープリンセスわかさ(片道5,100円、学割4,160円)
宿泊施設について
活動期間中は、地元農家さんが提供する古民家に参加者だけで宿泊します。
寝室は男女別の相部屋で、寝具・エアコン・浴室・洗濯機など、生活に必要な設備は揃っています。
食事は自炊が基本で、共有キッチンを利用します。なお、食材や調味料は世話人が準備します。
近隣には、自動販売機と商店があります。Wi-Fiはありませんが、各通信キャリアの電波状況に問題はございません。
よくある質問
初心者・未経験でも参加できますか?
できます。
ECOFFは、経験よりも「やってみたい」という気持ちを大切にしています。多くの参加者が未経験からのスタートです。
参加に年齢制限はありますか?
主に大学生・若者世代を対象としていますが、プログラムによっては社会人の参加も可能です。
※詳細は各募集ページをご確認ください。
参加費には何が含まれますか?
宿泊費・食費・プログラム運営費などが含まれます。
交通費は原則自己負担です。
友達と一緒に参加できますか?
可能です。
ただし、参加可否はそれぞれ個別に判断されます。
何日間参加する必要がありますか?
コースごとに異なります。
数日〜2週間まで幅があります。
途中参加・途中退出はできますか?
原則できません。
プログラムは全期間参加を前提に設計されています。
持ち物や服装はどんなものが必要ですか?
作業しやすい服装・汚れてもよい靴が基本です。
詳細な持ち物についてご質問やご不明点がある場合は、参加確定後にご案内するLINEグループでご相談ください。
宿泊はどんな環境ですか?
食事はどうなりますか?
参加前に選考はありますか?
キャンセルはできますか?
村おこしボランティア【種子島コース】
※この時点では正式な申込みではありません。
※内容を確認のうえ、事務局または世話人からご連絡します。