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マイペースな海の男

堀田光晴さんの村おこしボランティア

長生郡/倉橋島

募集情報

村おこしボランティア【長生郡コース】

  • 参加者層:大学生を中心としたプログラムです
    世話人の希望により、高校生から20代前後まで参加可能な場合があります。
  • 募集日程
    • 春日程:2026年2月24日(火)〜2026年3月5日(木) 【9泊10日】
  • 参加形態:少人数制(1〜4名程度)
    はじめての方・1人参加がほとんどです。
    人数に関わらず実施され、事前相談は早めにエントリーされた方から行います。
  • 費用:46,000円(リピーターは3,000円引き)
  • スケジュール
    • 初日
      • 10時ごろ JR茂原駅 集合
    • 最終日
      • 15時ごろ JR茂原駅 解散

村おこしボランティア【倉橋島コース】

  • 参加者層:大学生を中心としたプログラムです
    世話人の希望により、高校生も参加可能な場合があります。
  • 募集日程
    • 春日程:2026年3月13日(金)〜2026年3月22日(日) 【9泊10日】
  • 参加形態:少人数制(1〜3名程度)
    はじめての方・1人参加がほとんどです。
    人数に関わらず実施され、事前相談は早めにエントリーされた方から行います。
  • 費用:46,000円(リピーターは3,000円引き)
  • スケジュール
    • 初日
      • 13時ごろ:呉駅集合、スーパー買い出し
      • 16時〜18時:倉橋島到着、オリエンテーション
      • 18時〜20時:夕食準備&夕食
    • 最終日
      • 14時時〜15時 呉駅解散

※ 参加を確定するものではありません
※ 簡単な確認後、参加可否をご連絡します

ランドスケープデザイナーの視点で、海辺の暮らしを再編集する

千葉県の「長生郡」広島県の「倉橋島」。 関東のサーフタウンと、瀬戸内の穏やかな離島。

これら2つの拠点で活動する世話人の堀田光晴(ほった みつはる)さんは、ランドスケープデザイナーとしてのキャリアを活かし、空き家再生や耕作放棄地の活用に取り組んでいます。

堀田 光晴さんが紹介されている誌面

堀田さんは、単に建物を直すだけでなく、そこに関わる「人の流れ」を生み出すプロフェッショナルです。

今回のプログラムでは、千葉県長生郡、または広島県倉橋島のいずれかのフィールドで、参加者とともに拠点の開拓や地域行事の運営を行い、地域の日常と未来をつくるプロセスを体験します。

「波」を求めて移住して、地域に溶け込むまで

もともとは神戸出身で、20代の頃にサラリーマンを経験した後、地元で設計事務所を起業して働いていた堀田さん。

35歳くらいの時に、「朝、波が良い時にサーフィンをして、波がない時に仕事をする暮らしがしたい」というシンプルな動機で、日本で一年を通じて波が良いことで有名なサーフポイントである千葉・長生郡にある海の目の前の家を購入し移住しました。

有名なサーフポイントである千葉・長生郡に移住した堀田さん

最初は地域に入り込むのに苦労もあったと語ります。「何をしている人なのかわからない」と怪しまれることもありましたが、毎日散歩ですれ違う人への挨拶を欠かさず、地道にコミュニケーションを継続。

ある時、堀田さんの活動がテレビに取り上げられたことをきっかけに、地域の方々の態度がガラリと変化。

「テレビ出とったぞ!」と声をかけられるようになり、今では地域に欠かせない存在として信頼を得ています。

潜水艦と夕凪の彼方で挑む、ある浜辺の再生ストーリーが始まる

それではなぜ今、千葉だけでなく広島の離島にも活動を広げたのでしょうか。そのきっかけは、友人からの切実な相談でした。

「父が昔やっていた海の家が、20年も放置されて草ぼうぼうになっている。周りにはソーラーパネルが立ち始めていて……このままでは島一番の綺麗なビーチが、ソーラーパネルだらけの無機質な場所になってしまう」

美しい風景がただの発電所に変わってしまう前に、なんとか守りたい。そんな想いで現地へ向かった堀田さんは、その島へ辿り着くまでの「道中」から心を奪われました。

広島空港から山を降り、呉(くれ)の港を通ると、そこには本物の潜水艦がずらりと並ぶ圧巻の光景が。さらに海沿いを走れば、海面には牡蠣(かき)の養殖筏(いかだ)が浮かび、穏やかな瀬戸内海に小島が点在している……。

太平洋の荒々しい波が魅力の九十九里とは対極にある、まるで箱庭のような美しさがそこにはありました。

集落には小さく素朴な港が点在し、中央には「火山(ひやま)」というトレッキングができる山もあります。温泉も湧き、冬には絶品の牡蠣やミカンが採れます。ポテンシャルは抜群なのに、まだ誰もそれに気づいていないだけなのです。

隣の江田島(えたじま)はカフェができたり開発が進んでいる一方で、倉橋島は観光地化もされていない、いわば『未開』の地なのだそう。

堀田光晴さん

堀田光晴さん

だからこそ、僕たちがまず廃墟を直し、カヤックを漕ぎ、この場所を楽しむ姿を見せたいんです。そうすれば『何もない』と思っていた地元の人たちにも、この島の凄さが伝わるはずだから

ここはまだ、誰も正解を知らない場所。完成された観光地へ行くのではなく、「何もない場所」が「価値ある場所」に変わる瞬間を、一番近くで目撃できるのが倉橋島コースの醍醐味です。

都心に近い田舎と、手つかずの離島。それぞれの挑戦

現在、堀田さんは不動産業や空き家再生を営みながら、2つの対照的なエリアで活動しています。

1つは、千葉県「長生郡」。都心から車で1時間のアクセスの良さを持ちながら、海も里山もある地域です。しかし、人口減少により田んぼや山が荒れ始めています。

堀田さんはここで、放棄された「谷津(やつ)」と呼ばれる谷間の田んぼ跡地を野営キャンプ場として再生させるなど、関係人口を増やす取り組みを行っています。

もう1つは、広島県「倉橋島」。こちらはコンビニもスーパーもない、手つかずの自然が残る場所です。

かつての美しいビーチやミカン山が荒廃していくのを食い止めるため、廃墟となった海の家を再生し、カヤックツアーの拠点作りなどを進めています。

堀田光晴さん

堀田光晴さん

若い学生が来て汗を流しているだけで、地域の人の目が変わるんです。『手伝おうか』と声をかけてくれたり、差し入れをくれたり。やっぱり若い子が来ることによって手助けしてくれるし、喜んでくれますね

堀田さんは、若者の存在が地域のスイッチを入れるきっかけになると確信しています。

盆踊りに感動した参加者たちに、僕も感動する

これまで堀田さんが受け入れてきた参加者は、関東圏だけでなく全国から集まっています。そんな様々な参加者がいる中で、印象に残っているエピソードはどのようなものでしょうか。

特に印象的だったのは、長生郡で新しい盆踊り大会を移住者と参加者たちで完成させた時のことだったと語ります。

堀田光晴さん

堀田光晴さん

『盆踊りを初めて踊った』という学生たちが、完成した櫓(やぐら)と音楽に感動してくれて、それから毎年手伝いに来てくれるような方も現れました

夏の長生郡コースでは、大規模な祭りの準備から片付けまで、地元の方々や移住者、二拠点居住者と共に経験できます。

堀田さんの世代では当たり前だった盆踊りも、今では踊ったことのない若者が増えているようです。堀田さんは長生郡や倉橋島という場で、単に空き家や設備を再生するだけではなく、新しい人との出会いを“設計”しているとも言えるでしょう。

多様な生き方に触れてほしい

そんな堀田さんがこのプログラムで大切にしているのは、「多様な大人に出会うこと」です。

特に長生郡コースでは、地域住民だけでなく「二拠点生活(デュアルライフ)」を実践している大人たちとも交流します。

 

一つの場所に縛られない生き方や、都会と田舎を行き来する働き方を肌で感じ、「こんな生き方もあるんだ」という発見を持ち帰ってほしいと願っています。

一所懸命取り組めば、自然とフォローしてくれる。

「不器用でも前向きに取り組める人」が参加してくれると嬉しいと堀田さんは語ります。

最初は人見知りでも構いません。うまく喋れなくても、一所懸命作業に取り組む姿勢があれば、周りの仲間や地域の人たちが自然とフォローしてくれます。

堀田光晴さん

堀田光晴さん

初日の集合時は緊張してみんな黙り込んでるんですけど、2、3日すればもう打ち解けています。1人参加が多いから、余計に仲良くなれるみたいなのがあるので、それは心配ないと思います

環境は用意する。あとは自分次第

堀田さんのスタンスは「自主性を尊重する」こと。一方で、ちょっとでも疑問に思ったことがあれば遠慮せずに質問してほしいと付け加えてくれました。

この10日間は、与えられた旅行ではなく、自分で自分の役割を見つける時間になるはずです。

堀田光晴さん

堀田光晴さん

指示を待つのではなく、自分で考えて動いてほしい。もちろん環境は用意しますし、サポートもします。でも、そこからどう楽しむかは皆さん次第です

DIY、農業、開拓。2つのコースそれぞれの特徴

今回のプログラムは、活動場所によって内容や生活環境が大きく異なります。自分の興味に合わせて選んでください。

長生郡コースでは、キャンプ場の開拓、空き家のDIY(塗装・運搬)、農作業(トマト、ネギ、玉ねぎ等の収穫・管理)などを行います。

宿泊は、海沿いの一軒家。徒歩圏内にコンビニがあり、ある程度便利な環境で、食事は自炊が基本ですが、二拠点居住者とのBBQなど、交流の幅が広いのが特徴です。

「都会に近い田舎暮らし」や「二拠点生活」に興味がある人や、多様なバックグラウンドを持つ大人と話したい人には特におすすめです。

倉橋島コースは、ゼロからの拠点づくり体験。廃墟(元海の家・納屋)の再生、土壁の補修、井戸水の活用整備、カヤックツアーの企画・モニターツアーなどを予定しています。

宿泊は、目の前が海の家(元お好み焼き屋)。周辺にコンビニや自販機は一切ないため、自炊が基本になります。釣りで魚を獲ったり、地域の方から食材をいただいたり、サバイバルに近い「島暮らし」になるかもしれません。

何もない場所から価値を作りたい人や、手つかずの自然、ディープな島暮らし、マリンアクティビティに興味がある人に特におすすめです。

どちらのコースも、DIYや農作業が初めてでも大丈夫。堀田さんが道具の使い方から丁寧に教えます。

人が楽しむことで、原風景は守られる

最後に、ECOFFが大切にしている「日本の原風景」について堀田さんに聞いてみると、「日本の原風景を残すとは、ちょっと前の当たり前の風景がなくなってしまうのを食い止めることだと思います」と答えてくれました。

荒れた山も、野営キャンプ場として人が入れば自然な形で整備され、美しさを取り戻します。ただ保存するのではなく、楽しみながら活用することで、結果として風景が守られていく。それが堀田さんの考える地域保全の形です。

最後に、参加を迷っている方へのメッセージをいただきました。

堀田光晴さん

堀田光晴さん

若いうちにいろんな経験ができたらっていうのが僕の思いです。一番記憶に残るのは、五感が鋭い学生時代の体験です。その時の匂い、音楽、出会った人……。いろんなことを感じ取れるようにしますので、ぜひ来てください

長生郡で「新しいライフスタイル」を学ぶか、倉橋島で「ゼロからの開拓」に挑むか。どちらも世話人の堀田さんのもと、建築・不動産・地域再生の現場をリアルに体験できる貴重な機会です。あなたの挑戦をお待ちしています!

体験記

参加者の声

宿泊施設について

長生郡コース

活動期間中は、世話人が用意するゲストハウスに宿泊します。

男女別の相部屋を基本とした、シンプルで清潔な滞在環境で、寝具・冷暖房・浴室など、生活に必要な設備は揃っています。

食事は自炊が基本で、共有キッチンを利用します。なお、食材や調味料は世話人と近所のスーパーで買い出しをします。

 

倉橋島コース

活動期間中は、世話人が用意するゲストハウスに宿泊します。

男女別の相部屋を基本とした、シンプルで清潔な滞在環境で、寝具・冷暖房・浴室など、生活に必要な設備は揃っています。

食事は自炊が基本で、共有キッチンを利用します。なお、食材や調味料は世話人と近所のスーパーで買い出しをします。

よくある質問

できます。

ECOFFは、経験よりも「やってみたい」という気持ちを大切にしています。多くの参加者が未経験からのスタートです。

主に大学生・若者世代を対象としていますが、プログラムによっては社会人の参加も可能です。

※詳細は各募集ページをご確認ください。

宿泊費・食費・プログラム運営費などが含まれます。

交通費は原則自己負担です。

可能です。

ただし、参加可否はそれぞれ個別に判断されます。

コースごとに異なります。

数日〜2週間まで幅があります。

原則できません。

プログラムは全期間参加を前提に設計されています。

作業しやすい服装・汚れてもよい靴が基本です。

詳細な持ち物についてご質問やご不明点がある場合は、参加確定後にご案内するLINEグループでご相談ください。

参加を検討している日程を選択してください

※この時点では正式な申込みではありません。
※内容を確認のうえ、事務局または世話人からご連絡します。