📣 ECOFFは地域と参加者の安全のために、感染症についての対策および方針を定めています。詳しくはこちら

答えのない自然を、共に楽しむ探究者

宮坂大智さんの村おこしボランティア

今治里山

募集情報

村おこしボランティア【今治里山コース】

  • 参加者層:大学生を中心としたプログラムです
  • 募集日程
    • A日程:2026年8月11日(火)〜2026年8月20日(木) 【9泊10日】
    • B日程:2026年9月20日(日)〜2026年9月29日(火) 【9泊10日】
  • 参加形態:少人数制(1〜6名程度)
    はじめての方・1人参加がほとんどです。
    人数に関わらず実施され、事前相談は早めにエントリーされた方から行います。
  • 費用:46,900円(リピーターは3,000円引き)
  • スケジュール
    • 1日目
      • 今治駅(JR)または玉川支所(バス)集合(参加者の到着時間に合わせて世話人が送迎します)
      • オリエンテーション
    • ボランティア中
      • 自然農法の圃場での農作業
      • 里山、竹林整備
      • 竹炭作り
      • お寺の掃除、重要文化財の見学
      • 地元の農家さんのお手伝い
      • 竹飯盒、流しそうめん
      • BBQ
      • 盆踊り、花火大会(A日程)
      • 地域の方との大道づくり(B日程) など
    • 最終日
      • 宿泊所の清掃
      • 布団の片付け
      • 解散(参加者の出発時間に合わせて世話人が送迎します)

※ 参加申し込みではありません
※ 募集開始時にメールでお知らせします

「答え」を検索する手を止めて。100人足らずの村で、100年後の未来を救う「生きる知恵」に触れる10日間。

スマートフォンを開けば、どんな問いにも「正解らしきもの」が即座に提示される現代。私たちはいつの間にか、目の前の自然を観察し、自らの頭で「なぜ?」と問いかける時間を失っていないでしょうか。

愛媛県今治市の山あいに位置する「桂(かつら)」。ここでの暮らしは、都会のインフラに依存しきった私たちの日常とは対極にあります。

ECOFF代表の宮坂大智(みやさか・だいち)さんは、この地を「現代のノアの方舟」と呼びます。効率化の波に消えゆく農村の営みや知恵こそが、社会が揺らぐ「有事」の際に私たちを救う「備蓄」になると信じているからです。

この10日間は、単なるボランティアではありません。自然農法の土に触れ、薪を割り、100年後の未来へ繋ぐべき「生きる力」を、あなた自身の中に蓄えるための時間です。

便利さの裏側にある「本当の豊かさ」を、宮坂さんと共に探しに行きませんか。

人口100人の今治・桂から、日本の未来を問い直す

愛媛県今治市玉川町、清流・蒼社川の源流に近い桂。ここで暮らす宮坂大智さんは、ECOFFの代表として全国の農村を繋ぐ傍ら、自らもこの地で自然農法や林業を通じ、地域の営みを次世代につなぐ活動に取り組んでいます。

村おこしボランティア【今治里山コース】では、参加者とともに自然農法の圃場管理や里山整備、古民家のDIYを行い、単なる「田舎体験」に留まらない、地域のリアルな日常と「有事の際に生き抜く知恵」を肌で感じることができます。

キャリアの正解は一つじゃない。海外10年、そして今治へ移住した世話人の人生観

移住前は台北や澎湖(ポンフー)、カナダなど、10年近く海外を拠点に活動していた宮坂さん。もともとは東京生まれの東京育ちで、田舎とは無縁の生活を送っていました。

そんな彼が今治に辿り着いたのは、コロナ禍を経て西日本のECOFF世話人を巡る旅をした際、四万十で出会った「自伐林業」の面白さに目覚めたことがきっかけでした。

フォレストワーカー研修中の1シーン

「林業をやってみたい」。その一心で山を探していたところ、偶然の縁で紹介されたのが、今治にある築60年超の古民家と農地でした。

しかし、そこからの道のりは平坦ではありませんでした。名義変更のために、面識のない地元の高齢者を訪ね歩き、複雑な書類を一つひとつ揃える日々。

「他人の家を譲り受ける大変さを痛感しました」と振り返る宮坂さん。しかし、その苦労があったからこそ、地域の人々との信頼関係が生まれ、今では温かく迎え入れられています。

今治で挑む「自然農法」の現実。若者に知ってほしい、食と命を守るための知恵

現在の宮坂さんの暮らしは、ECOFF代表業務と、泥にまみれる農作業の二足のわらじです。無農薬・無肥料・不耕起の「自然農法」に挑み、試行錯誤を繰り返しながらもお米や麦の自給を達成しています。

今治の魅力は、島・山・川・海がギュッと凝縮されたバリエーションの豊かさ。一方で、人口減少という深刻な課題も目の当たりにしています。

しまなみ海道は世界中のサイクリストの聖地
海も山も車で15分圏内にある

「池の管理や神社の掃除、これらはすべて地元の高齢者がボランティア同然で行っています。もし彼らがいなくなれば、市街地まで氾濫の被害が及ぶかもしれない。地域の営みは、都市の安全とも直結しているんです」。

村総出でおこなう参道の掃除
宮坂大智さん

宮坂大智さん

若い人が来ることで、地域に活気が生まれるのはもちろんですが、それ以上に『この場所が必要とされている』という誇りを住民の方々に思い出してほしいと思っています

スマホを置き、自然の「なぜ?」を観察する

「これまでに行ったECOFF学生支部の合宿でも、参加者が地域に溶け込む姿を何度も見てきました」と宮坂さん。彼が参加者に期待するのは、正解を求めることではなく「観察」することです。

宮坂大智さん

宮坂大智さん

最近はスマホで何でも答えが出てしまいますが、自然界には答えのない問いが溢れています。なぜハチの脚に花粉がついているのか? なぜメダカはこの餌を食べないのか? 些細な疑問から自分で考える癖をつけてほしい。自然を観察することは、実はこの上なく面白い知的な遊びなんです

世話人として、宮坂さんは参加者と適度な距離感を保つことを大切にしています。参加者たちだけの時間を尊重し、自ら動き、発見する喜びを奪わない。そんな「お節介すぎない」スタンスが、参加者の主体性を引き出します。

好奇心を羅針盤に、動ける人であれ

「好奇心を持って動ける人に来てほしい」と話す宮坂さん。

宮坂大智さん

宮坂大智さん

わからないことがあれば、どんどん質問してほしい。僕自身、名前が『大智』なだけに、知ることに貪欲なんです。専門家や地域の人に質問しまくる参加者は、間違いなく地元の方々からも可愛がられます

宮坂さんが伝えたいのは、都会の便利な生活がいかに危ういバランスの上で成り立っているか、という視点です。「平常時は効率を優先していい。でも、有事の際に自分たちを救うのは、この地域に眠っている泥臭い知恵なんです」。

農業、林業、古民家DIY。今治コースで体験する「多才な村暮らし」の中身

今回のコースでは、季節に合わせた多様な活動を予定しています。

自然農法の圃場での農作業

里山整備

地元農家さんのお手伝い(シキミなど)

竹飯盒、流しそうめん

薪作り

古民家DIY

「農業だけじゃない。山も海も、今治のいいところを全部詰め込んでいます」と宮坂さん。宿泊は近隣の集会所や宮坂さんの離れを利用。

自炊生活になりますが、地元の生鮮市場で旬の食材を買い出し、夜は「道後温泉より泉質がいい」と評判の鈍川温泉(活動場所から車で約10分)で疲れを癒やす。そんな贅沢な日常が待っています。

宮坂大智さん

宮坂大智さん

農業未経験でも、体力に自信がなくても大丈夫。個人の興味に合わせて作業内容は調整します。DIYを極めたい、山を歩きたい、そんなわがままも大歓迎です

日本の原風景を「有事の備え」に。宮坂さんと考える、100年後の未来に残すべきもの

「日本の原風景とは、人が自然の中で生きていく過程で形作られた、生存のための知恵の結晶です。それを残すことは、未来の『有事』に対する備蓄と同じ。地域は、ある意味で現代の『ノアの方舟』なんです」。

最後に、参加を検討している方へメッセージをいただきました。

宮坂大智さん

宮坂大智さん

今治には、ECOFFが各地で提供している要素のほとんどが揃っています。何に興味があるかまだ絞りきれない人も、まずはここへ来てください。100年後の未来に残すべきものが何か、一緒に探しに行きましょう

宿泊施設について

宿泊は、宮坂さんの自宅から徒歩1分の距離にある「桂集会所」を利用します。男女別の相部屋となりますが、大部屋の中央を仕切ってスペースを分ける形になります。

なお、エアコンが片方の区画にしかないため、男女比や状況に応じて宮坂さんの離れを宿泊場所として利用する場合もあります。

施設内にはキッチンとトイレを完備していますが浴室はないため、毎日車で近隣の温泉へ向かい、一日の疲れを癒やします。また、集会所にはテレビも設置されています。

食事は、地域の食材を活かした自炊スタイルが基本です。近隣の生鮮市場で旬の野菜を買い出し、参加者みんなで協力して料理を作りましょう。

便利な都会の生活とは一味違う、素材そのものの美味しさや、自分たちで食べるものを用意する「生きる力」を、日々の食事を通じて体感してください。

よくある質問

できます。

ECOFFは、経験よりも「やってみたい」という気持ちを大切にしています。多くの参加者が未経験からのスタートです。

主に大学生・若者世代を対象としていますが、プログラムによっては社会人の参加も可能です。

※詳細は各募集ページをご確認ください。

宿泊費・食費・プログラム運営費などが含まれます。

交通費は原則自己負担です。

可能です。

ただし、参加可否はそれぞれ個別に判断されます。

コースごとに異なります。

数日〜2週間まで幅があります。

原則できません。

プログラムは全期間参加を前提に設計されています。

作業しやすい服装・汚れてもよい靴が基本です。

詳細な持ち物についてご質問やご不明点がある場合は、参加確定後にご案内するLINEグループでご相談ください。

※この時点では正式な申込みではありません。
※内容を確認のうえ、事務局または世話人からご連絡します。