この10日間で感じた事は、人とのミュニケーションの楽しさと温かさです。相部屋で寝泊りをし、毎日別々の農家さんの畑を訪れるという10日間で、数えきれないほど沢山の方々と莫大な量のコミュニケーションを交わしました。それら一つ一つを思い返してみると、どれも楽しく、輝きに満ちた時間だったと感じます。
　正直、私にとっては何をボランティアするかよりも、誰と出会いどんな時間を共有したか、の方が印象に残っています。洗面所で歯磨きをしている時、食事を作っている時、散歩をしている時。共同生活をする上で、誰かと何かをすれば、そこにはおのずとコミュニケーションが生まれます。その何気ない時間の些細な会話。それが何故か、私にとってはとても価値のあるもののように感じられ、一番印象に残っています。
　この10日間、別れ際にまた会いたい、と思える様な方々に沢山お会いしました。もう、こうした方々と再び会うことは出来ないと思うと、悲しくて仕方がありません。ですが、共有したその楽しい時間を、今後何かに取り組む際の活力と自信に変え、多くの事に挑戦していきたいと思いました。素晴らしい出会いに溢れた10日間でした！