こんにちは、ECOFFスタッフの中村です。先日、鹿児島県三島村の「黒島」へ行ってきました!
三島村ってどこ? と思った人、少なくないでしょう。その名のとおり、三つの島からなっており、それぞれ竹島、硫黄島、黒島があります。
地図上で見ると、鹿児島からは屋久島や種子島などと同じくらいの距離にあるのに、飛行機の定期便は無く(予約が入った時に硫黄島に行くセスナだけはあります)、フェリーは2日に1往復。しかも、最後に到着する薩摩黒島までは5時間半。
一体どんな島なの? 気になりますよね~~~。
日本の秘境百選のひとつであり、日本ジオパークでもある黒島
実は三島村は、ECOFFでボランティアを実施しているトカラ列島と同じく、「日本の秘境百選」のひとつに選ばれています。また、2015年9月にはジオパークにも認定されました。
竹島は、竹がたくさんあるから竹島。硫黄島は、火山があって硫黄が出ているから硫黄島。黒島は樹木が多く、沖から見たら黒く見えるから黒島。
その黒島で、ついに村おこしボランティアの実施が決定! しかもECOFFでは初となる、畜産業ボランティアを行うことになりました。
その牛肉、どこで育ちましたか?
実際私も少しではありますが、畜産農家の方とお会いし、牛たちと触れ合ってきました。
今まで何気なく食べていた牛肉。特別な日の食事には、ステーキやすきやきなど、日本人にとって牛肉はごちそうの代名詞です。
特に、国産の「黒毛和牛」と聞けば、みなさん心が躍りますよね。その牛が、どこで生まれてどのように育ったか、みなさんは気にしたことがありますか?
国産牛にはすべて、個体識別番号というものがついています。その番号を調べると、生まれてから店頭に並ぶまで、その牛の一生を知ることができます。
黒島では豊かな自然環境を生かして、そのおいしい黒毛和牛たちが育てられています。
黒島なら、ふつうでは絶対にできない畜産ボランティアができます!
今回コーディネーターを務めてくださる山地さんは、家畜人工授精師という資格を勉強中。良い血統種牛の精子を母牛に人工授精させ、その仔牛をおいしくなるよう大事に育てる。そして黒島から出荷された牛は、やがて松坂牛や神戸牛などのブランド牛になるのこともあるのです。
実は、畜産業のボランティアはあまり多くありません。それは畜産農家にとって、狂牛病など牛の病気が一番怖いものだからです。黒島は離島ゆえ、そういった病気が外から入ってきにくいという利点があります。
また、起伏の激しい地形のため、山の斜面に広がった牧場で育つ牛は足腰が強く、良質な黒毛和牛となるのです。
ただいま、春休みの参加者募集中!
村おこしボランティア【薩摩黒島コース】は、牛飼いのお仕事が体験できる貴重な機会です!
あなたがお世話した牛が、将来ブランド牛になるかもしれません!? 少しでも興味を持たれた方は、ぜひプログラムにご応募ください!
今回はモニターツアーでお得な料金設定になっています。みなさんが黒島で、新しい体験ができることを楽しみにしています。