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村おこしボランティア【沖縄やんばるコース】での活動の様子

「歌い、踊り、笑い合う ― 嘉陽区で感じた生きた文化」

6日目の午前中はお休みだったので、みんなで海へ出かけました。思い切り泳いだり砂浜で遊んだりと、沖縄ならではの自然を満喫しました。

遊び終わって「アイスでも食べよう」と立ち寄った売店で、お店の方から「ちょっと手伝ってくれる?」と声をかけられました。そこで私たちは一緒にお餅をこねる作業に挑戦しました。作業のあとには、沖縄ならではの冷たいぜんざいをご馳走になりました。

この経験を通して、ただ“訪れる”のではなく、“一緒に地域の日常をつくる仲間”として受け入れてもらえたことに感動しました。このような交流こそが、地域を元気にし、人と人とのつながりを育んでいくのだと思いました。

そして夕方、17時からは楽しみにしていた旧盆の伝統行事「やーめぐい(家巡り)」に参加しました。やーめぐいは、地域の人々が各家庭を訪ね歩き、先祖の方々を送り出す大切な行事です。

いざ本番となり、一軒一軒を訪ねて「サフエン節」を歌いながらカチャーシーを踊ると、自然と笑顔が広がり、地域の方々も温かく迎えてくれました。大人から子どもまで一緒になって一生懸命に踊り、初めての体験に胸が高鳴りました。また、地域の一員として受け入れていただけた喜びと、歌や踊りを通して心がひとつになる感覚が、とても心地よく忘れられない時間となりました。

さらに、世話人の方から伺ったお話も心に残っています。

「嘉陽区は昔からの伝統的な行事が色濃く残っている地域なんです。お盆のやーめぐいや豊年祭など、先祖や自然に感謝する行事がいまでも受け継がれているんですよ」

この言葉を聞いたとき、私は深く感動しました。伝統は時代の流れとともに失われてしまうことが少なくありません。しかし嘉陽区では、地域の人と移住してきた人が互いに寄り添い、支え合いながら文化を未来へとつないでいます。おじい・おばあの知恵や思いが血のつながりを越えて受け継がれ、次の世代へと伝えられていく。この循環があるからこそ、嘉陽区の文化は絶えることなく息づいているのだと実感しました。

地域の伝統を守ることは、単なる過去の継承ではなく、人と人との絆を紡ぐ営みそのものです。嘉陽区で過ごしたこの日、体験とお話を通じて「伝統が生き続ける」という希望を確かに感じました。そして、この地域の温かさと力強さを、これからも大切にしていきたいと思いました。

筆者:Y.S