いよいよ迎えた最終日。朝はみんなで海辺を散歩しながら、締麗な朝日を眺めました。
出発前には、区長さんや売店の方、近所の方など、この10日間お世話になった方々に挨拶をしました。「また来てね」と笑顔で送り出してくださり、その温かさに胸がいっぱいになりました。
出発地となったわんさか大浦パークに戻ったときには、初日に感じた気持ちとはまったく違う感覚がありました。この10日間の経験を通して、自分自身が少し成長できたことを実感し、感慨深さに包まれました。
最後には、世話人の方々から表彰状をいただき、私たちからも感謝の気持ちを込めた色紙をお渡ししました。別れの瞬間、「帰りたくない」という思いが込み上げてきました。
最終日は寂しさも大きかったですが、それ以上に、この地域で過ごした日々の温かさと学びの深さを強く実感できた一日でした。
この10日間を振り返ると、本当にあっという間で、けれどとても濃い時間だったなと感じます。嘉陽区で過ごす毎日は、自然の豊かさに触れるだけでなく、人のあたたかさや地域のつながりを肌で感じることのできる貴重な時間でした。最初は「ボランティアをしに来た」という感覚が強かったですが、日を重ねるごとに「自分もこの地域の一員として過ごしているんだ」と思えるようになったのは大きな変化でした。
特に心に残っているのは、人と人との距離の近さです。ここでは世代も出身も関係なく、誰もが自然に声をかけ合い、笑顔でつながっています。昔から住んでいる方もいれば、移住してきた方もいるけれど、みんながおじいおばあから知恵や文化を受け継いで、それを一緒に守るうとしている姿がとても印象的でした。地域に住むということ自体が「家族のような関係」をつくっているのだと感じ、羨ましくもありました。
この10日間で学んだのは、地域の元気は「人と人のつながり」から生まれるということです。自然や伝統ももちろん大切ですが、それを未来へ受け継いでいるのは人と人との頼や思いやりがあってこそだと気づきました。嘉陽区で出会った方々の優しさや笑顔にふれるたびに、そのことを実感しました。
また、世話人の方々の存在はとても大きなものでした。私たちを温かく見守り、支えてくださったことへの感謝の気持ちでいっぱいです。世話人の方々がいてくださったからこそ、安心して活動に打ち込むことができました。
そして、一緒に過ごした仲間の存在も欠かせません。大変な作業も仲間と声を掛け合い、弱さを補い合いながら過ごす中で、「グループ」から「チーム」になれたと実感しました。
短いようで長かった10日間。楽しいことも大変なことも含めて全部が宝物になりました。
この貴重な経験は、私自身の生き方を見つめ直すきっかけにもなり、この学びをこれからの人生で大切にしていきたいと思います。
筆者:Y.S
