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何事にも全力な熱い夫婦

奥野さんご夫妻の村おこしボランティア

焼尻島

募集情報

村おこしボランティア【焼尻島コース・A日程】

  • 参加者層:大学生を中心としたプログラムです
    世話人の希望により、20代前後まで参加可能な場合があります。
  • 募集日程
    • A日程:2026年7月30日(木)〜2026年8月4日(火) 【5泊6日】
  • 参加形態:少人数制(1〜4名程度)
    はじめての方・1人参加がほとんどです。
    人数に関わらず実施され、事前相談は早めにエントリーされた方から行います。
  • 費用:39,500円(リピーターは3,000円引き)
  • スケジュール
    • 前日
      • 札幌駅前ターミナル中レーン11のりば」から高速バス「特急はぼろ号」に乗車し「羽幌町本社ターミナル」で下車
      • 羽幌町で前夜泊
    • 初日
      • 8:15 羽幌港フェリーターミナルで参加者集合、乗船券購入、乗船
      • ※集合場所には世話人をふくめECOFF関係者はおりません。ECOFFが作成するLINEグループで参加者同士連絡をとって合流してください。
      • 9:00 フェリー「おろろん2」出港
      • 10:00 焼尻島到着・オリエンテーション・世話人による島内案内
    • 2日目
      • ゲストハウスのお手伝い
      • 海岸清掃
      • 木工作業等
      • ※その他、参加者のみなさんの希望や島の状況を考慮し活動を決定します。
    • 最終日
      • 12:20 焼尻島から羽幌港へ出発
      • 13:20 羽幌港到着(解散)
      • 17:00 「羽幌町本社ターミナル」から高速バス「特急はぼろ号」に乗車
      • 20:15 「札幌駅前ターミナル中レーン11のりば」到着

村おこしボランティア【焼尻島コース・B日程】

  • 参加者層:大学生を中心としたプログラムです
    世話人の希望により、20代前後まで参加可能な場合があります。
  • 募集日程
    • B日程:2026年9月1日(火)〜2026年9月10日(木) 【9泊10日】
  • 参加形態:少人数制(1〜4名程度)
    はじめての方・1人参加がほとんどです。
    人数に関わらず実施され、事前相談は早めにエントリーされた方から行います。
  • 費用:51,900円(リピーターは3,000円引き)
  • スケジュール
    • 前日
      • 札幌駅前ターミナル中レーン11のりば」から高速バス「特急はぼろ号」に乗車し「羽幌町本社ターミナル」で下車
      • 羽幌町で前夜泊
    • 初日
      • 8:15 羽幌港フェリーターミナルで参加者集合、乗船券購入、乗船
      • ※集合場所には世話人をふくめECOFF関係者はおりません。ECOFFが作成するLINEグループで参加者同士連絡をとって合流してください。
      • 9:00 フェリー「おろろん2」出港
      • 10:00 焼尻島到着・オリエンテーション・世話人による島内案内
    • 2日目
      • ゲストハウスのお手伝い
      • 海岸清掃
      • 木工作業等
      • ※その他、参加者のみなさんの希望や島の状況を考慮し活動を決定します。
    • 最終日
      • 12:20 焼尻島から羽幌港へ出発
      • 13:20 羽幌港到着(解散)
      • 17:00 「羽幌町本社ターミナル」から高速バス「特急はぼろ号」に乗車
      • 20:15 「札幌駅前ターミナル中レーン11のりば」到着

※ 参加を確定するものではありません
※ 簡単な確認後、参加可否をご連絡します

叩けば響く、北の孤島。

北海道の北西の海に浮かぶ小さな島、焼尻島(やぎしりとう)。外周わずか10.6km、常住人口は100人をわずかに超えるほどで、北海道の有人離島のなかで最も小さな島です。

この島で、奥野真人(おくの・まさと)さん・奏枝(かなえ)さん夫妻はゲストハウスと漁業を生業としながら、季節とともに島の営みを刻んでいます。

村おこしボランティア【焼尻島コース】では、参加者とともに地域行事の手伝いやDIY、島の発信動画づくりなどを行い、「すべての結果は自分次第」という体験を届けています。

日本に417の有人離島があることを、あなたは知っていますか

北海道の西、日本海に浮かぶ焼尻島。羽幌港からフェリーで約55分。航路の先にひっそりと姿を現すその島は、観光パンフレットには放牧された羊と緑の丘がドーンと載っています。

でも島で暮らす世話人の真人さんに言わせると、「実感としては漁業の島」だそうです。

移住した2013年には270人ほどいた人口は、今(2026年)では100人をわずかに超えるほどまで減りました。

小さい、少ない。そんな数字から「退屈そう」と想像してしまうのは早計です。真人さんはこう言います。

真人さん

真人さん

意外と退屈しないんです。今この花が咲いているという期間は1週間から10日くらいしかない。山菜を採れる期間もやっぱり2週間くらいしかない。次から次へと、手帳には書いていないような予定が目まぐるしく回ってくる。忙しいけど振り返れば楽しかったな、という感じです

春夏秋冬、季節とともに島が変化する。その変化を体で受け止め、ゲストハウスと漁業を掛け持ちしながら日々を走り続ける。それが奥野さんの暮らしです。

平凡なサラリーマンが、北の孤島に移り住むまで

真人さんが焼尻島に移住したのは2014年のことです。移住前は「平凡なサラリーマン」だったと笑いながら言います。

最初に就職したのは昆布の加工食品会社。週5〜6勤務、残業で夜8時退社が当たり前という環境でした。

大学時代から旅と離島を愛していた真人さんには、その生活がどうにもしっくりこなかったのでしょう。会社を辞めたのは1年1ヶ月後のことです。

フリーター期間を経てウェブライターに転職した真人さんは、ニッチな離島を取材する仕事のなかで、ある気づきを得ます。

「どの離島にも必ず1人はいた」と真人さんは言います。何もなさそうな、観光地としてはパッとしないような島でも、そこから資源やできることを掘り下げて、地域振興のためにできることを探すキーパーソンが。

取材を重ねながら自分も感化されていき、「将来離島で宿をやりたい、観光客で賑わっている大きな離島や認知度のある島よりも、ニッチな島の方がより面白いことができるのではないか」という仮説が生まれていきました。

移住先の候補に挙がった5つの島のなかで、焼尻島の地域おこし協力隊として採用が決まりました。

「大学生のころは解像度が低くて何も見えていなかっただけで、掘り下げたら面白そうだ」。そんな直感を胸に、真人さんは焼尻島へと渡ったのです。

ちなみに真人さんが初めて焼尻島を訪れたのは大学時代。ユースホステル部の合宿で利尻島・礼文島を旅する計画を立てた際、離島の辞書「シマダス」に焼尻島が載っていて「立ち寄れそう」と追加したのが最初の出会いでした。

その時は「あまり魅力を感じなかった」というのも、今となっては笑えるエピソードです。

最初の2年間が、一番辛かった

しかし焼尻島での最初の日々は、決して順風満帆ではありませんでした。

離島という閉鎖的なコミュニティ、都会で生まれ育った故の人間関係の難しさ、そして何より「自分のスキルが全然通用しない」という現実が真人さんを直撃します。

真人さん

真人さん

WordPressでブログを作るスキルがあっても、そんなことをやって何になるんだ、というのがすぐに分かって。それよりもロープ1つくくれた方がいいとか、工具を自分で扱える方が絶対にいいとか。現場でただできる人の作業を眺めているだけ、という後ろめたさがえげつないくらいありました

それまで培ってきたサラリーマンとしての経験も、ライターとしての技術も、島の現場ではほとんど役に立たない。

その現実に直面した時の挫折感は、想像するだけで胸に刺さります。

ただ、そこで折れたまま終わらなかったのが奥野真人という人物です。

時間をかけ、ロープをくくることも、船を操ることも、DIYで宿を改修することも、冬の寒風吹き荒む中で海藻を採ることも、ひとつひとつ身につけていきました。

今の生業であるゲストハウスの運営と漁業の掛け持ちは、まさにその積み重ねの結晶です。

まだ雪の降る2月から海へ入り海藻を採り、袋詰めから発送まで1人でこなし、夏にはウニ漁、タイミングが合えばアワビ漁にも出ます。消防団の活動、神社の草刈り、地域行事の手伝いも入ってきます。

「特に体が動く若手は、重宝もされるけど悪く言えば全部を担わなきゃいけない。休んでる暇が本当にない」と苦笑いしますが、それでも島で暮らし続ける理由は、「振り返ってみたら楽しかったな、と思えている」そのひとことに凝縮されているようでした。

若者が来ると、島が変わる。でも、それだけじゃない

奥野家のゲストハウスにECOFFの参加者を受け入れ始めて、すでに何年もの月日が経ちます。その間に、島の人たちの意識も少しずつ変化してきました。

夏のモズク漁に合わせて海岸清掃の時間を組むことで、参加者がお年寄りのモズクを一緒に浜から運ぶという光景が生まれました。観光協会の方が差し入れのアイスを持ってきてくれることもあります。

普段は0人の「若者」が突然10日間現れる。島のお年寄りが「活気があっていいね」と微笑む姿は、確かに島を明るくします。

ただ、真人さんはそこに甘んじません。「賑やかしで島の人をちょっと『明るいね、いいね』って。それもすごくいいんだけど、そのための若い子たちかと言われたらちょっと違う気がしている」と言います。

島を照らす「賑わい」の先に、何かもっと大きな変化を生み出すことはできないか。その問いを胸に抱えながら、今も奥野さん夫妻はECOFFの参加者を迎え続けています。

「すべての結果は自分次第」焼尻島コースが大切にするもの

焼尻島コースにはひとつの軸があります。それは「考えて、アウトプットする」ことです。

毎晩ミーティングを行い、その日に感じたこと、設定したテーマの振り返り、明日はどうしたいかなどを1人ひとりが発表します。

「今日のモアポイントをどうすればいいかみたいなところまで、自分で振り返って考えて発表してもらいます」と奏枝さん。

受け身で作業をこなすだけでは語れないことを毎晩問われるのですから、時間は有限、限られた時間の中でどう過ごすのか。すべての結果は自分次第です。

では、参加者はこの10日間でどう変わるのか。奏枝さんが印象的な学生の話をしてくれました。

みんなとの集団生活が不安なほど口数が少なかった男の子が、DIYをやっていくうちにどんどん日焼けしてたくましくなり、最後は参加者同士で最高のチームプレイをするようになって帰っていったこと。

「お嬢様みたい」と形容される女の子がDIYをするうえで必須となる設計にどっぷりハマり、自分で考えたものを形にするべく最終日ギリギリまで妥協せず作り上げ、自分からは発言しないタイプだったのにその場を仕切って音頭を取るようになったこと。

就職活動の面接で焼尻島での体験を話すと非常に食いつきが良く、「成長できたんだなと感じられました」「希望の会社から内定がもらえました」という声も多いといいます。

初日と最終日では、別人のように変わっていく参加者の姿。その変化を引き出すのは、派手なプログラムではなく、毎日のアウトプットと島という環境そのものです。

奏枝さん

奏枝さん

すべての結果は自分次第っていうことを体験できるコースだと思います

今回のコースでは、こんなことをします

夏の焼尻島コースでは、主に以下の活動を予定しています。

地域の行事・お祭りの手伝い

島民総出で動く行事の現場に飛び込みます。準備から当日の運営まで、指示を待つだけでなく「何したらいいですか」と自分から動く姿勢が問われます。

島の魅力発信動画づくり

焼尻島の魅力を自分たちの目線で発信するための動画を制作します。スマートフォンアプリでの動画作成でOK。世話人にSNSについてレクチャーもお願いします!「カメラが趣味」という方はスマホに限らず持参して活用してくれて構いません。

DIY作業(日程により実施)

宿や地域施設のDIYに挑戦することもあります。設計から製作まで、手を動かして何かを作り上げる達成感をぜひ体験してください。

毎晩のミーティング

その日の活動を振り返り、翌日のテーマを自分で考えて発表します。「考えてアウトプットする」という流れが毎日続くので、他のプログラムと比べてもかなり密度の高い時間になります。

奏枝さん

奏枝さん

何をしていいかわからないことすらも『何したらいいですか』って言えるようにしてね、と伝えています。察して欲しい、ではわからないから。自己申告してほしいです

初めてのDIY、初めての島暮らし。不安はあって当然です。大切なのは「わからない」を言えること。それさえできれば、奥野さん夫妻はしっかり受け止めてくれます。

1日のスケジュール例

  • 〜7:00 起床・身支度
  • 7:00〜 朝食(宿泊客と一緒に)
  • 午前 活動・作業
  • 11:00〜13:00 昼食(自炊)・休憩
  • 午後〜16:30頃 活動・作業
  • 夕方 入浴・夕食準備
  • 夜 夕食(宿泊客と交流)
  • 食後 参加者ミーティング・自由時間

朝は7時までに身支度を終わらせておくのがルールです。宿にはゲストハウスのお客さんも泊まっているため、朝食と夕食はお客さんと一緒に食べる交流の時間にもなります。ミーティングは毎晩、参加者だけで行います。

旅支度は最小限で。でも、これだけは忘れずに

必ず持ってきてほしいもの

  • 長靴
  • スニーカー
  • 作業用手袋(手のひら部分がゴム素材のものがおすすめ)
  • 動きやすく汚れても差し支えない服装(ジャージなど)
  • 帽子

あると便利なもの

  • 日焼け対策グッズ(日焼け止め・長袖)
  • 虫除けスプレー
  • 動画編集ができるスマートフォンと動画編集アプリ。タブレット、パソコンなどでも

お客さんと囲む食卓が、もうひとつの活動場所です

活動中は、奥野さん夫妻が運営するゲストハウスに宿泊します。宿泊客がいる日の朝食・夕食はお客さんと一緒に。昼食と休館日は基本的に自炊です。食材は島外から発注して調達するため、事前に希望を伝えることもできます。

宿のすぐ裏は国定公園の原生林。少し歩けば牧場があり、羊の姿も見られます。オフの日には自転車で島内を散策したり、島の食堂でご飯を食べに行ったりと、それぞれの楽しみ方で過ごしてください。天気と日程が合えば、隣の天売島への日帰り訪問もOK(テーマを持って行くことが条件)です。

「一見何もない島」が、叩けば響くのはなぜか

最後に、「日本の原風景を、未来に残す。」とはどういうことかという問いを投げかけました。

奏枝さんは、自分の地元の話をしてくれました。久しぶりに帰省して子どもの頃の遊び場を巡ってみたら、飛び石で対岸まで渡れた川が干上がって草でボーボーになっていた。

砂利道だとわかりつつも近道だからと友達と「痛い痛い」と言いながら自転車で通るのが楽しかった道が、綺麗なアスファルトに整備されていた。どちらも変化であり、どちらも寂しかった。

「だから、今見られている島の環境・風景をこの先も見続けられるようにしたいなと思います」と話してくれました。

真人さんは少し考えてから「離島を楽しもう、日本を楽しもう、ということですよね」と言い、奏枝さんが続けます。

「日本には417の有人離島があって、今の人生で全部回りきれるかって言ったら回りきれないだろう、なのに海外なんか行ってる場合じゃない——って夫婦でよく言います」。

「まず日本でしょう」と真人さん。笑いが起きます。でもその言葉は冗談ではありません。足元の日本に、まだ見ぬ景色が広がっている——その確信が、焼尻島での13年間を支えているのだと感じました。

真人さん

真人さん

なんでもいいので、『自分のテーマ』を持って島に来てください。一見何もない島なんですけど、叩けば響くだけ、色んなものが返ってくる島でもあります。ぜひ一緒に楽しみましょう

今回のインタビューで印象に残ったのは、奥野さん夫妻が「島に来てくれさえすれば良い」とは決して言わない姿勢でした。賑やかしで終わってほしくない、何かを考え、感じ、変わって帰ってほしい。

そのための仕掛けとして毎晩のミーティングがあり、動画制作があり、DIYがある。焼尻島コースは「手と頭を同時に使う10日間」です。

島の自然と暮らしの中で自分自身のテーマを見つけ、毎日それを更新していく。

その積み重ねが、参加者を初日とは別人のように変えていきます。海外旅行より先に、日本の離島へ。まずは焼尻島から、はじめてみませんか。

体験記

参加者の声

宿泊施設について

よくある質問

できます。

ECOFFは、経験よりも「やってみたい」という気持ちを大切にしています。多くの参加者が未経験からのスタートです。

主に大学生・若者世代を対象としていますが、プログラムによっては社会人の参加も可能です。

※詳細は各募集ページをご確認ください。

宿泊費・食費・プログラム運営費などが含まれます。

交通費は原則自己負担です。

可能です。

ただし、参加可否はそれぞれ個別に判断されます。

コースごとに異なります。

数日〜2週間まで幅があります。

原則できません。

プログラムは全期間参加を前提に設計されています。

作業しやすい服装・汚れてもよい靴が基本です。

詳細な持ち物についてご質問やご不明点がある場合は、参加確定後にご案内するLINEグループでご相談ください。

参加を検討している日程を選択してください

※この時点では正式な申込みではありません。
※内容を確認のうえ、事務局または世話人からご連絡します。