今日の作業はヒサカキの新芽を取り除いて、長さに合わせて仕分けを行いました。ここの農家さんは特用林産物のヒサカキ、サカキを9割、シキミを1割生産しています。教わったそれぞれの特徴を抜粋して載せます。
【ヒサカキ・サカキ】
ヒサカキは一年中育ち成長速度が早いため、出荷の作業は年中あるそうです。サカキは日陰に弱いため間伐した杉林の間で育てるそうです。また成長速度が遅いため価格はヒサカキの2倍になるそうです。
【シキミ】
一方、シキミは塩害の影響を受けやすいため、台風が多いこの地では生産するのに苦労するそうです。栽培を行った初期はシキミをメインに栽培したそうですが、この欠点によりヒサカキにシフトしていったそうです。
【まとめ】
作業を行いながら、このような3種の林産物の特徴を教えていただきました。これらは仏教や神道によって使用するものが異なります。一見同じような林産物ですが、これほどの違いが隠されているということに面白さを感じました。その一方で、一年を通して作業の大半が手作業で行われていることを教わり、それほどの労力がかかっていることに驚きを隠せませんでした。私たちの生活は、農家のみなさんの見えない苦労によって支えられていることを身に沁みて感じました。
とうとう明日で最後の作業となりますが、一つでも多くの種子島のことをまだまだ学びたいです!お世話になったみなさん、本日もありがとうございました。