こんにちは! ECOFFスタッフ山田@種子島です。
現在、私は種子島で子育てをしながら、旦那さんとミカン農家を営んでいます。
また、村おこしNPO法人ECOFFの理事として、全国の離島や農山漁村での住み込み型ボランティア「村おこしボランティア」の企画・運営に携わっています。
普通の会社員だった私が、脱サラして島で農業をしたり、地域活性化のNPOで働くなんて以前は想像できませんでしたが、早いもので、この生活も5年目になります。
今日は、こんな風に私の人生が変わるターニングポイントになったお話をしたいと思います。
そのきっかけは、今私が所属している、村おこしNPO法人ECOFFのプログラムでした。
モヤモヤを抱えていた会社員時代
私は大学を卒業し、社会人になったとき、これから仕事に打ち込む日々を楽しみにしていました。
けれど、自分が思っていたよりも、仕事に熱中できませんでした。仕事自体は嫌いではないし、それなりにやりがいもあったけれど、どこか物足りない気がしていました。
「これが本当に自分のやりたいことなのか?」「この仕事を、一生続けていけるのか?」と、悶々としながらも、日々の仕事をこなしていっていました。
特に「これがやりたい!」というものがあったわけでもないので、このモヤモヤ期間は結構長かったです。
仕事以外の面では、社会人1年目から一人旅にハマり、特に離島への旅行が大好きになっていました。
もともと旅行は好きだったのですが、一人旅だと現地の人や旅人同士との交流がとても楽しくて、さらに離島という少しマニアック(?)な場所で見れる風景は心を豊かにしてくれました。
会社の長期休みには有給をくっつけて、全国の離島を巡っていました。島旅のために仕事をする、という風になっていきました。
たった3日間の島生活で人生が変わった
そして、全国の離島を旅していた私は、社会人5年目にECOFFのプログラムと出会い、それがこのモヤモヤしていた人生を変えるきっかけになりました。
ECOFFのプログラムに参加して衝撃的だったのは、観光では得ることのできない体験がたくさんできたことです。
観光客としてではなく、ありのままの島の生活を体験させてもらいました。そして島の人と目線を合わせて対話することができ、そこで私の考え方や価値観が大きく変化しました。
当時は単なる島旅が好きなだけの会社員だった私にとって、この経験は普段の生活とあまりにもかけ離れすぎていて、でもそれがとても新鮮で、魅力的で、大きなカルチャーショックを受けたのを覚えています。
この旅をきっかけに、会社員をしながらECOFFのボランティアスタッフを志願し、その数年後には会社を辞めて種子島に移住し、ECOFFの理事をやらせてもらえるようになりました。
種子島への移住も、ECOFFがきっかけです。スタッフとして種子島へ出張に訪れた際に、今の旦那さんと出会い、結婚して移住して、集落で17年ぶりの子どもを出産しました。
あのときのたった3日間で、人生が変わったのです。
あんなに長い期間モヤモヤしていたのに、たった3日間です。(笑)
もっと多くの人に、人生を変えるキッカケを提供したい
そんな経験ができたこと自体がとてもラッキーなんだと思いますが、このような経験を、もっとたくさんの人にしてもらいたいと思いました。
都市部での生活や仕事をしながら、普段とはまったく違う生活、環境に身を置く。
それは観光でも出来ますが、ECOFFが提供したいのは、そこから一歩先に踏み込んだ、その地域のありのままの姿を感じること。
そのために、参加者と地域の人が、「お客さん」と「観光業者」ではなく、同じ目線で語り合う「対話」をすることで、深い話ができ、価値観や考え方の変化や発見につながるのだと思います。
そしてその変化が、もしかしたら人生を変えるきっかけになるかもしれません。
人生を変えるきっかけになる「対話する旅」のプロジェクトをスタートします!
私は、今の人生のターニングポイントになったECOFFのプログラムに本当に感謝しています。
そんなきっかけをさらに多くの人に提供できたら、こんな嬉しいことはないと思います。
時間のない社会人の方にとっても、地域を訪れ、その時間の過ごし方によっては、そんなきっかけを作れる、作りたい、と思っています。
そして、ECOFFでその「きっかけの旅」をつくるプロジェクトがスタートしました。
きっと、この旅で私のように人生が変わる人がいるはず! そう思って、今からワクワクしています。
もしこの記事を見て興味を持ってくださった方がいたら、応援していただけると嬉しいです!
今後も、このプロジェクトの進捗をブログでお伝えしていきます。