十文字原展望台からの景色です。別府湾に沿って、北側に国東半島、南側に別府市街、その奥には大分市街を見渡すことができます。

少しわかりにくいですが、中央部に太陽光パネルがあります。写真には写っていませんが、写真の左側にはもっと多くの太陽光パネルがあります。近年、遊休地に太陽光パネルを設置する人が増えています。低資産価値の土地で売電収入を得られることや自然エネルギーを利用していることが魅力です。しかし、太陽光は生態系の循環の始まりであるのにかかわらず、電気に変えてしまうのは生物多様性を脅かしているとも指摘できます。また、景観損失やメガソーラー設置による環境破壊などの点で反対意見が多数あります。太陽光パネルが不要になった際の廃棄処理場所が決まっていないことも問題となっています。

地球温暖化対策も生態系保全も解決しなければならない課題です。再生可能エネルギーを推進するために環境を破壊することは許されず、火力発電所を減らせないことも許されないのです。将来に責任をもって我々世代は選択していかねばなりません。