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村おこしボランティア
別府自然放牧コース

このコースの活動は完了しました
村おこしボランティア

別府自然放牧コース

村おこしボランティアは、地域と密着した活動を体験できるのが特徴の「旅のようなボランティア」です。

別府自然放牧コースは、自然放牧を通じて、別府ならではの自然の楽しさや厳しさを肌で感じながら、地域における家畜の役割や食肉の価値などへの理解を深めることができるプログラムです。

    • 地域:大分県
    • 定員:3名
    • 参加費:59,000円
    • LGBTフレンドリー
    • ハンディキャップ フレンドリー
    • ※本コースは、LGBTに理解を示しています。部屋は身体的性に合わせた男女別の相部屋となります。

      ※本コースは、難聴などの身体障がいや精神障がいを抱えている方でも、安心してご参加いただけます。

別府自然放牧について

自然豊かな別府の山で自然放牧

一般的に肉牛は生涯牛舎で育てられますが、別府自然放牧コースでは、牛にとってストレスの少ない自然放牧で育てています。

そのような環境で育てると、健康的な牛のお肉になります。

また、妊娠しづらくなったなどの理由で、手放された母牛も育てています。

そのような母牛は、自然放牧を行うことで、再び子牛を産むこともできるようにもなります。

そして、誰も使わなくなった土地を借りて、できるだけ機械を使わずに、人と牛が力をあわせて牧場をつくっています。

そうすることで、その地がもともと持っている力を最大限に活かすことができます。

もっと詳しく知りたい方は、こちらのウェブサイトもご覧ください。

別府自然放牧コースの魅力

牛と温泉で心と体をリフレッシュ

ストレスや過労で疲弊してしまった心と体。それをリセットし、乱れた生活習慣を整えるコースです。

ここは何もかも整った牧場ではありません。しかし、母牛が子牛を愛でる姿をぼーっと眺めたり、黙々と竹切りをしたりしてみてください。

そして、別府の温泉につかり、一息ついてみてください。

ここだからできるボランティアを体験してもらえればと思います。

ゼロからの自然放牧の牧場づくり

牛飼いの生活は、朝が早く、夜も体を動かした後でよく眠れるため、規則正しい生活が自然と身につきます。

動物と接することは、癒しの効果があります。

また、適度な運動をすることで、終わった後に爽快感を感じることができます。

英語を学べるシェアハウスでの共同生活

このコースでは、別府市内にあるシェアハウスに宿泊しますので、初めて長期ボランティアに参加される方も安心です。

便利な施設が周辺にあるのはもちろんのこと、別府ならではの温泉も楽しめます。

大家さんがイギリス人のため、牧場でのボランティアが終わった後は、英会話にチャレンジすることもできます。

※男女比によっては、男性は近隣の他のゲストハウス泊になりますが、夕食はシェアハウスでいただく予定です。

別府自然放牧コースでの主な活動内容

別府自然放牧コース世話人からのメッセージ

山地竜馬(宝牧舎株式会社代表取締役)

2007年に鹿児島の小離島、口永良部島への移住がきっかけで、農家からもらった1頭の母牛から、私の牛飼いの人生が始まりました。

畜産という産業は自然環境に大きな負荷を与えているし、家畜という動物は最終的には食肉になるので、あまり良いイメージではないと思います。

「牛を飼うことや肉を食べることは悪」とまで言われています。そんな畜産や家畜の現場、牛や肉の現実を自然放牧を通じて、よりリアルに感じてもらいたいです。

別府自然放牧コース参加者の声

プログラムの満足度

4.4
4.4/5

世話人への満足度

4.3
4.3/5

もう一度、行きたいと思った人

0 %

累計参加者数

0
※2022年3月〜2023年6月の参加者アンケートより

S.I.さん(2022GW日程)

個人的な理由で悩んでいた時に友達に勧められ、このボランティアに参加することにしたので、最初は特別思い入れがあったとかではなかったのですが、活動をしていき世話人の方の考えに触れるにつれ、だんだん夢中で取り組んでいる自分がいました。普段できない経験をたくさんさせてもらえて、いろいろ考えて、すごくいい5日間を過ごせました。

匿名希望(2022年夏日程)

東京にいては絶対に経験できないことを経験できて、多くの学びがありました。ありがとうございました。

S.S.さん(2022年春日程)

今回のボランティアで一番向き合った言葉は「自然」です。牛の鼻につけられている鼻輪も乳牛の尻尾が切り落とされるのもすべて人間にとって都合がよいからなされることを知りました。鼻輪を引っ張ると言うことを聞くようになり、尻尾を切り落とすことで搾乳がしやすくなることを知り、動物にとっての自然な姿を想像できていないことに衝撃を覚えました。
牛乳がどんな品種の牛から採られているのか、牛乳はどんな牛から出てくるのかも全く考えていなかったことにも驚きました。ほかには、豚の尻尾も切り落とされるそうですがこれはほかの豚から尻尾をかじられて感染症にかからないようにするためみたいです。また、食用の鶏であるブロイラーは生後約50日で出荷される大きさになるそうです。一年間かけて育てられた雄鶏を殺して食べるイベントに参加してその雄鶏の姿や胸肉の大きさを見ることで、スーパーで販売されているお肉の大きさの不自然さを実感することができました。
自然の中では想定外のことが起こりうると考えながら行動しないといけないことも学びました。おなかがすいたり、急に雨が降ったり、お手洗いに行きたくなったり、車のバッテリーが上がってしまっても現代の生活の中ではあまり困ることはないと思います。コンビニに行く、ロードサービスを呼ぶなど解決策があります。しかし、自然放牧をしている場所はこの解決策を使うことが難しい環境の中にあります。そのため、お昼御飯は持参しておくようにしたり、常にレインコートを着用しレインコートの中に来ている服で体温を調整したりするなどの対策をする必要があります。単刀直入に言えば不便な環境です。しかし、この不便な環境で生きる活力が出てくることを実感しました。ボランティア初日終了後に晩御飯を食べているとシェアハウスに住まれている方から「ボランティアはどうだった?男になるだろ~」と言われました。その時は、今の自分にぴったりの言葉だなと思いました。想定外のことが起こりうる環境に身を置くことのいいところを見つけられたので、これからの生活の中でも活用していきたいと思います。
このボランティアは機会があればまたさせていただきたいと思っています。10日間ずっと筋肉痛で仕事がうまく運ばず成功体験を積んだわけでもなかったのですが、自然にはかなわないことを実感する時間が私にとってかけがいのない時間になりました。山地さんやシェアハウスの方々に出会えたことが私にとっての財産になりました。本当にありがとうございました。