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思いの連鎖

海岸のゴミ拾いを終え家に戻ると、世話人のゆうとさんの奥さんであるかなさんと、その子どもたちの姿があった。「ゴミ拾い頑張ったからお菓子を作ってきたよ」と、かわいくデコレーションされたお菓子をプレゼントしてくれた。

奥尻島に来て私が日々感じるのは『相手を思う気持ち』。

きっとかなさんと子どもたちは、私達に喜んで欲しいという思いでサプライズをしてくれたのだと思う。ゆうとさんが私達に素敵な体験をさせてくれるのも、漁師さんが釣った魚をお裾分けしてくれるのも、ご飯のあとみんなで協力して片付けをするのも、これらの行動には『誰かのために』という思いが隠されている。

島での生活は人との繋がりが必要不可欠。不便だからこそ、お互いが手を取り合う必要がある。でもそれはある意味人間的生活の理想形ではないだろうか。

相手を思う気持ちは誰かの原動力になる。人に思ってもらえたなら人を思いたくなる。そしてそれが連鎖する。ほんのちょっと誰かを思うことで世界は変わるかもしれない。だから私は今ここにいる人を大切にしたい。残りの時間、一つでもこの連鎖を繋げられるように。