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はじまり

1日目の記事だと思ってページを開いた人も多いと思いますが、これは最終日の記事です!屋久島へ行く際の注意点も書いているので、最後までぜひ読んでみてください!

10日目、最終日。

朝食を作って、部屋やキッチンの掃除をして、タンカンを自宅に発送して、いよいよ10日間を過ごしたサウスビレッジとのお別れ。世話人のミッキーさん、ちえりさんやシェアハウスの方々へ向けて、黒板に一人ひとりメッセージを残してきました。

西部林道を通って、解散場所の宮之浦へ。道中では、車のすぐ近くまでサルやヤクシカが近づいてきて、あたかもサファリパークみたいでした!寒くて長くはいられなかったですが、永田いなか浜にも寄りました。

そして、5人で最後の食事をとった後、港へ移動。ここで皆とお別れです。一足早く、1人が口永良部島へ。その後、2人が東京に戻るため、鹿児島行きのフェリーに。残った人で見送りをしました。船の見送りっていいですね!長く手を振っていられる分、色々な想い出が蘇ってきます。

振り返ってみると、夢のような10日間でした。屋久島で過ごして感じたこと、考えたことを、私なりにまとめたいと思います。前日の記事を書いた人も、別の形で振り返っているので(2/20の記事)、見比べてみてください!違った視点が見られます。

私たちはこの10日間、農業や地域での生活を通じて、多くの人と関わり、多くのことを知ることができました。

集落ごとに方言がある、タンカンはM〜Lサイズが美味しい、住人の半分以上が移住者の地域もある、牛の競りのために種子島まで行く、島の南側は仕事が少ない、自分のペースで無理なく働いている人が多い…

農作物に関するちょっとした豆知識から、住民にしか分からない島のことまで、現地に来たからこそ、様々なことを学びました。地元の人との良い出会いもありました。

ここで少し話が変わりますが、「関係人口」という言葉をご存知ですか?観光や地域創生の分野では、最近よく耳にする言葉です。その地域に移住し生活をする「定住人口」(一般的に言う人口)、観光などで一時的にその地域を訪れる「交流人口」。そして、2つの中間的な位置付けにあるのが「関係人口」です。人口減少が進む日本においては、この「関係人口」がキーになると言われています。移住するわけではなく、かといって数日訪れるだけの薄っぺらい関係でもない。細く長くその地域とお付き合いをしていくことが重要になってきます。

普通の旅行よりも、少し長く、深く地域に関わることができたので、屋久島に対して愛着が湧きました。お店で屋久島産の農作物が売っていれば、おそらく買います。テレビで屋久島のことをやっていれば、今回の10日間のこと・屋久島の魅力を、周りの人に喜んで話します。この先もずっと。

それから、10日間を共に過ごした仲間たち。この活動に応募したという共通点しかなかった5人でしたが、最終日には、何でも語り合える素敵な仲間になりました!一緒にいて、すごく居心地が良い!考えさせられることも、いっぱいありました。

ECOFFの活動は、あくまできっかけに過ぎません。10日間の活動はおしまいですが、関係人口としての、そしてそれぞれの新たな人生の“はじまり”です。活動中に植えたポンカンの木(上の写真)が大きく育っていくのと一緒に、私たちも成長していきたい。立派になった実を、皆で持ち寄りたい。いつか屋久島に帰ってくる日、5人で会える日を楽しみに、自分の人生を精一杯歩んでいきます!

この活動中に関わってくださった全ての皆さんへ、1人残らず伝えたい!本当に、ありがとうございました!

最後に、屋久島で過ごして感じた注意点を、箇条書きで書きました。屋久島を訪れる人(ECOFFでなくても)は、ぜひ参考にしてください!

・関東より南にあるとはいえ、結構寒い!山に行くことも考えて、防寒対策はしっかり!

・学割証を忘れずに!学生証ではなく、大学の事務室で発行してもらう「学割証」です!発行に数日かかる場合もあるので、早めに準備すると良いです。特に高速船は、学割証でないと割引がきかないので、注意してください。

・現金は多めに持って!港近く以外は、お金を下ろせる場所が少ないです。クレジットカードやモバイル決済が使えない場所もあります。

・サウスビレッジ近くにある平内海中温泉は、着替える場所がなく、混浴です。大きめのタオルのご用意を!心の準備も。