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別府⑤ さぶちゃんの涙

自然放牧体験5日目!

朝の餌やりルーティンはだんだんと慣れてきて、初日は餌やりだけで終わってしまっていた午前中も、他の仕事に時間を充てることができるようになってきました。

昨日は別府④に記載のとおり、ジャージー牛のロクちゃんを屠殺場へと送り出しましたが、今日は明日せりに出される3頭の子牛(みみ、みはる、ふくさぶろう)を市場に連れて行く作業がメインでした。3頭は今まで過ごしてきた牧場から連れ出されることがわかっているのか、「意地でも行かない」と言うかのように全く動かなくなり、なかなか運搬車に乗りませんでした。

市場に到着してからは、3頭を檻の中に連れて行か作業をしました。みみとみはるは3人でなんとか檻の中に連れて行くことができましたが、一番しぶとかったのが「さぶちゃん(ふくさぶろう)」でした。さぶちゃんは、みみとみはるを連れて行ってから一番最後に檻の中に移動させようとしたのですが、運搬車から降りてくれたもののそこから立ち止まってびくともしませんでした。私たち3人はさぶちゃんの顔が引きつって痛々しいほど強く引っ張るしか連れて行く方法がないのでそうしましたが、サブちゃんの目からは涙が流れていました。牛を飼い慣れているプロの方に手伝ってもらわないと微動だにしないほど嫌がっていました。さぶちゃんの涙を見て、強く引っ張って無理やり檻の中に連れて行く行為に罪悪感を感じました。

明日のせりでみみ、みはる、さぶちゃんを最後まで見届けられればと思います。