📣 ECOFFは地域と参加者の安全のために、感染症についての対策および方針を定めています。詳しくはこちら

自然な方法で牛を飼う理由

今日は初めて宝牧舎でボランティアの活動をさせて頂きました。午前中は牛のご飯である発酵させた藁やふすまを牛に配り置きしました。その後、見学方々がいらっしゃったのて、山地さんご夫婦と見学の方々のお話を聞かせて頂くことができました。午後は子牛にミルクをあげた後、牛のご飯である乾燥した藁をあげ、牧草が生えるよう肥料をまき、再び子牛にミルクをあげて終了となりました。

今回の活動や山地さんのお話を聞いて、山地さんは本来の自然な牛の姿というものに重きを置いているということがわかりました。牛が家畜として人間に利用される以上、機械での作業や牛の繋ぎがいなどの人間の手が多く加わってしまうが、牛の幸せを考える山地さんはなるべく自然に近い方法で牛を育てているということがわかりました。それは人間は生き物の命を頂くことで生きている、その有難みや生き物を殺して生きているということを感じ、ありのままの自然に感謝していくことが大切であるというという考えからなのだということを学ぶことができました。

日本の9割ほどの畜産農家の方々は私たちが買い求める油の多い柔らかいお肉を作るために太らせるよう穀物を与えるそうです。しかし山地さんが牛に与えるご飯は、牧草の他に大分県産の藁や人間が使わない食品の残りであるふすま、ビール粕、大豆を仕様しています。これは牛を食べることや、牛のお肉で儲ける理由と異なり、牛の健康や循環、大分県産にこだわるといった取り組みを行うためだそうです。

今回の牛のご飯では、大きい牛がどんどんご飯を食べてしまい、小さかったり弱い牛が中々ご飯を食べれないという状況を目にしました。そのため、全ての牛にご飯を与えられるようスピーディーかつ広くご飯を置いていくということが必要であるとわかったとともに、牛のその日その日の食欲や行動などから、熱を測り体調管理を行うことや、柵が壊れていたら脱走の可能性がないか頭数を確認するなど、その場その場の自然の状況に応じて臨機応変に対応することの大切さを実感しました。明日以降今回学んだ活動を素早く丁寧に行うとともに、臨機応変に行動し、今できる牛の幸せを考え実行していきたいです。

(本日は牧場での写真を撮り忘れてしまったため、本日使った長靴を…。明日以降しっかりと記録していきます。)