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耕作放棄地からの復活

本日でボランティア4日目を迎えました。今日はまず子牛にミルクを与えることから一日がスタートしました。普段は山地さんの奥様のかなさんが朝と昼のミルクをやられていらっしゃっいますが、今日は私(寺戸巴那)も朝と昼もやらせて頂きました。いつもは夕方のみあげているのですが、夕方はミルクを全然飲まない子牛が、朝は凄い勢いで寄ってきて無我夢中になって飲んでいました。それを見てこの2日間みてきた牛の違った一面をみることができ、もっともっと牛と触れ合っていきたいなと思いました。その後は牛にご飯をあげ、藁をかごにつめました。そして昨日杭を打った新しく牛を放す場所に、ロープをはり、近くの耕作放棄地の竹や草を刈りました。竹や草を刈る作業では、固くて長い草をまとめて運ぶのは非常に体力が必要で大変でした。改めて耕作放棄地の再生は大変なものだと感じたとともに、放棄するのは簡単でもそれを復活させるのは非常に難しいのだと思いました。また、その後山地さんに「耕作放棄地の復興は大変ですね」と言うと「別に大変なことはしとらんよ」と仰っており、普段一人でこの大変な作業をされている山地さんの強い精神力や体力、忍耐力を感じました。少しではありますが、草や竹が生い茂っていた場所が綺麗になり、別府の耕作放棄地の再生に微力ながら貢献できたのだなと感じ達成感や喜びを感じました。また、鉈や鎌を普段滅多に使わないのですが、今回の作業で鎌は引く、鉈は繊維の方向に叩くようにするというスキルを学ぶことができました。

午後は再び耕作放棄地の竹を刈り、ロープを張り牛を放しました。牛たちも初めは新しい場所に戸惑った様子でしたが、段々と竹の葉を食べ始めていました。今後牛が竹藪を歩いて道を作り、草を食べることで耕作放棄地が新しい地となります。

3月になり日差しも温かくなり牛たちも日向ぼっこをしています。私の住む街ではこの様なのどかな風景を見ることがないため、とても心が和みます。また、大変な作業でも牛のためだと思うと不思議と力が湧いてきます。また明日以降も牛の幸せのために頑張ってボランティアをしていきたいです。