最終日のレポートなので、日々の活動の中で感じたこと・学んだことを書いてみたいと思います。
このボランティアでの目的は「現場を知ること、そこでの価値観を感じること」でした。
大変な作業もありましたが、これがいつもの仕事の現場なのだ、と思えばそれが知ることの第一歩です。
〈仕事〉
仕事という面では、やっていることは別の業種なので全然違いますが、向き合い方のようなものはあまり変わらないな、と感じました。
私の日々の仕事も、他の人にその現場を見せたら、大変なこともあるし、ルーティンもあるし、トラブルもあるし、となるでしょう。
強いていえば、草刈りが資料作成、エサやりがMTG、牛の脱柵はトラブル対応、トークイベントは展示会、みたいなイメージでしょうか(デスクワークの人には伝わるかな?)
やって欲しいことを言われた際に、分からないことがあったら聞く、という謙虚さが足りないこともありました。
何のためにやっているのか考えて行動せずに、上手くいかないこともありましたし、考えてやると上手くハマることもありました。
新しく何かを学ぶときの謙虚さ、考えて仕事をすること、は日々の生活でも忘れずにいきたいと思います。
〈考え方・価値観〉
考え方・価値観は、モノが揃っている都会と自分達で色々なモノを揃えている田舎では異なる部分も多いと思いました。
都会の生活では、水もガスもあり、モノも壊れたら買い直すか、修理を頼めば、他の誰かが何とかしてくれる。
電車はいつも時間通り走っている。
それらを当たり前だと思い、その当たり前が通用しない時は、怒りを感じているでしょう。
当たり前なことを支えてくれる沢山の人がいても、私達はそれを意識せずに過ごしていることも多いと思います。
田舎では、モノが壊れたときに修理を頼む人がいるわけではない、水がでなくなったときに問い合わせれば直してもらえるわけではない。
だから、モノを大切に扱うし、人にも感謝の気持ちを持っていると思いました。
都会のように、誰かが何とかしてくれる社会のシステムが出来ていることは悪いことではないけど、そのことに感謝するようにしたいです。
日々の生活の中で、周りのことに感謝し、周りの人も、物も、動物に対しても優しく出来るようにしていきたいです。
〈地域にとって〉
受け入れて頂く方にとっては、バイトのようにただ労働力を補いたい、というような目的ではなく、
牧場で働いているだけでは分からない、様々な話をボランティア参加者から聞くことが刺激になるようです。
少しでも力になれたらと思います。
また、ボランティアが終わった後も、SNS等の発信や周りの人に話すなど、自分に出来ることを探していきたいです。