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C班へ

いよいよ江田島ともお別れです。

最終日の朝は前日に作ったジャムを食べて、きたるC班への引き継ぎ作業を行いました。最後に島のお寿司屋さんでランチを食べながら、班員や世話人さんとたっぷりお話をして帰路に着きました。

さて、このようなご時世のなかで私たちがここに来たことは果たして正しかったのでしょうか。過ごした時間にはどのような意義があったのでしょうか。

私たちは周りの方々に快く送り出されるわけでもなく、入念に感染予防対策を重ねてここに集まりました。活動期間中も台風や感染症の影響で社会は変化し続けており「私達は本当にここに来て良かったのか」「地域の方々にどのように貢献するべきか」「何を得ることができるのか」と常に考える日々でした。

そんな中でも、江田島の人々は私たちを快く受け入れてくれました。世話人の賢一さんと若子さんは家族のように接してくださり、他にも地域の方々とのたくさんの出会いがありました。活動が制限される中でも、常に多様な学びの機会を得ることができました。

近代化が進む世の中では、新型感染症の流行も相まって、人々の生活から信頼に基づく関係性や、根底の人間らしさのようなものが失われつつある、と私は感じます。

しかし江田島での生活を通して、私たちは普段は感じづらい人間の暖かさや、近代的な価値観や理論を逸脱した現実に触れました。そこから得られたものは大変貴重で、今すぐ言葉にできることも、そうでないこともたくさんあります。

この10日間で得たものは、今後の人生でゆっくりと現実味を帯び、言語化されていきます。それらを忘れずに胸に刻むこと、江田島の良さと共に広く伝えていくこと。これが私たちにできる村おこしであり、このご時世の中で私達が集まった意義であると感じます。

雨天による制限で為せなかったことがたくさんあります。新型感染症の流行により私たちよりさらに厳しい状況にはなりますが、これから江田島に足を運ぶ方々に託したいと思います。特にC班、ヤギ小屋完成させてくれ!もう少しだから!よろしく!

財津