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楽な仕事なんてない

八幡平に来て4日目!

今日は寒さで目が覚めました。まだ9月なのに!大阪、東京、神奈川から来た私たちには驚きです。

今日は馬のお世話とマッシュルームの梱包に2人ずつ別れてスタートしました。

私はマッシュルーム担当でした。マッシュルームを機械でラップがけして、シールを貼って、箱に詰める作業をひたすら行います。単純作業ではありますが、繊細なマッシュルームを傷つけないように、結構精神を使います。昨日床詰めでマッシュルームができるまでの一過程を経験し、その大変さを身をもって知ったからこそ、そうやって大事に育てられたマッシュルームがちゃんと消費者の元に届くようにしなければならないという責任感もありました。

この作業をしていて感じたのは、機械化が進んだ現代でもなお、人の手が必要な部分は結構あるということです。機械にきのこを乗せた後それが傾いてないか確認すること、向きを揃えてシールを貼ること、パックが重ならないように箱に詰めること、細かいところはやっぱり人の手でないと出来なくて、そこにこそ人の思いやりが現れているなと思いました。

私がいつもスーパーやコンビニで目にしていたいろいろな商品も、こうやってどこかで誰かが関わってくれていたんだなぁと思うと、あらゆるもの、あらゆる人に感謝したくなります。

午後は梱包を終えた後、マッシュルームを栽培する棚を新たに作るのをお手伝いしました。こういうものも一から自分達で作っていることにとても驚きました。鉄の棒を組み合わせてボルトで留めて、さらに繋げていってというのは普段なかなかしない作業で、やはり少し大変でした。

何かを始めるというのはこういうことなのかなと感じました。やりたいことを実現するためにはこういう地道な作業が欠かせなくて、それは大変で、きついことも多いとは思うのですが、ここの人たちはみんないい顔をしています。明るくて、生き生きとしていて、笑顔が素敵な人たちばかりです。もちろんたくさん苦労もあるとは思うのですが、目標に向かってみんなで少しずつ頑張っている姿はすごく楽しそうです。

私はまだ、自分が将来やりたいことがはっきり見えているわけではないけど、とにかく私もそういう楽しさを感じられる生き方をしたいと思いました。

ここにいる皆さんからまだまだいろんな話を聞いてみたいです!

その後は馬の水を足したり、飼桶を回収して回ったり、馬が運動する場所の地面を均したりしました。

馬はかわいいけれど、馬を飼うとは大変なことです。どの作業も体力を使うので、午前中も馬のお世話をしていた2人は特に疲れているように見えました。だけど馬たちのことを思うと手は抜けません。最後までみんなで頑張りました。

私たちボランティアで来た人ができることは限られています。特に最初はわからないことばかりで、「教える」という手間をかけてしまうことに申し訳なさを感じたりもします。だけど、「ありがとう」とか「助かるわ」といった言葉をかけていただけることもたくさんあって、そういう時にちょっとは役に立てているのかなと思うと嬉しくなります。

私たち自身も全く知らないところに来てたくさん新しい経験をさせてもらって、毎日がとても充実していて楽しいし、こういう機会をいただけて本当にありがたいです。

今はまだお世話をかけてしまっている部分が大きいけど、最終的には、「行ってよかった」「来てもらってよかった」とお互いに思うことができればいいなと思います。そのためには私たちももっともっと頑張らなくてはいけません!

今日は終わった後、コインランドリーに連れて行ってもらって汚れた服を洗濯して、昭和の香りのする気持ちの良い温泉で温まって、きれいな中秋の名月を眺めて、真島さんの美味しいご飯をたくさんいただいたので、明日からも頑張れそうです!

今日のメインはマッシュルーム入りのカレーでした!マッシュルームが丸ごと入っていて、食感も味もしっかり感じられて、とっても美味しかったです!!